【U-23】「チームを助けられるゴールを挙げたい」唯一の海外組、食野亮太郎は次戦に意欲

2020年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

食野はグループリーグ3試合限定での招集

11月のコロンビア戦以来の招集となった食野亮太郎が、サウジ戦では同点ゴールを決めた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 東京五輪予選を兼ねたU-23アジア選手権は、1月9日にグループリーグ第1戦のU-23日本代表対U-23サウジアラビア代表の一戦が、タイのタマサートスタジアムで行われ、1-2で日本が敗れた。

 前半はシュート5本ずつを放つ互角の展開だったが、日本は後半立ち上がりに、サウジアラビアの10番アルクライフのシュートで先制を許す。

 しかし、そんな流れを一変させたのが食野亮太郎だった。

 ペナルティエリア手前の左で杉岡大暉からの横パスを受けると、右足で放ったシュートがDFに当たって軌道が変わり、GKの逆を突いてゴールに吸い込まれる。56分に1-1の同点に追いつく。

 逆転を狙った日本は、小川航基に代え上田綺世を投入し前線を活性化させようと試みるが、88分に最終ラインの古賀太陽から岡崎慎へのバックパスが大きく乱れPKを献上。これをキッカーのガリーブに決められ、1-2と勝ち越され、試合終了のホイッスルを迎えた。

 試合後のフラッシュインタビューに応えた食野は以下のようにコメントした。

「初戦なんで、最低でも勝点1を取りたかったですけど、自分たちのミスということで、ショックは大きいですけど、すぐ切り替えて、第2戦、第3戦と挑んでいきたいと思います。

 自分の特長はどんどんシュートを打っていくところなんで、相手に当たりましたけど、やっぱり打たないと分からないなと、これからもどんどん打っていきたいなと思います。

 自分自身としては、気持ち的に上がるゴールでした。これからも2戦、3戦と続いていきますから、チームを助けられるゴールを挙げられるように、しっかりと調整していきたいなと思います」

 国際Aマッチデーではない開催のため、今大会唯一の海外組として参加している食野。グループリーグ3試合のみの出場予定となっているが、それでも招集に応え参加した気概を、結果として示した。

 次戦は1月12日にシリア戦が予定されている。食野の2試合連続となるゴールが出るか?今後の活躍にも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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