U-23アジア選手権初戦、日本はサウジに1-2敗戦…10番・食野亮太郎の同点弾も終盤にPKを献上

2020年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半立ち上がりに中央を破られ失点。一度は追いつくも…

同点ゴールを挙げた食野。強烈な一発を叩き込んだ。写真:佐藤博之

 東京五輪予選を兼ねたU-23アジア選手権は1月9日、グループリーグ第1戦のU-23日本対U-23サウジアラビアの一戦がタイのタマサートスタジアムで行なわれ、日本は1-2で敗れ、初戦を落とした。

 2大会ぶりの優勝を目指す日本は立ち上がり、すでにA代表で得点も挙げているFWアルハムダンを擁し、優勝候補の一角とされるサウジアラビアに押し込まれる。7分にアリ、9分にアルハムダンに際どいシュートを放たれるが、守護神の大迫敬介の好守などでゴールを許さない。日本も15分すぎから徐々にリズムが出始め、ボランチの田中碧、田中駿を中心に安定したビルドアップからチャンスを窺う。

 しかし29分、日本はカウンターから大ピンチ。ガリーブにペナルティエリア内に侵入されると、DFふたりがマークをかわされ強烈なシュートを打ち込まれる。だが、ここは大迫がファインセーブでCKに逃れ、なんとか凌ぎ切る。

 前半は一進一退の攻防の末に、0-0で終了。スコアレスでハーフタイムを迎えた。

 迎えた後半、日本はいきなり失点。48分、中央をガリーブにドリブルで持ち運ばれると、最後はアルクライフに右足で叩き込まれた。サウジアラビアに先制を許す展開となる。

 しかし日本もすぐさま反撃。56分、左サイドから持ち込んだ食野亮太郎が右足を振り抜くと、これが相手DFに当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。食野のゴールで日本が同点に追いつく。

 その後、日本はボールを保持するものの膠着状態に。すると72分、日本は先発した小川航基に代えて上田綺世を投入。推進力を上げて勝ち越しを狙いに行く。

 しかし日本は88分、最終ラインの古賀太陽から岡崎慎へのパスが大きく乱れ、これをアルブリカンにドリブルで運ばれると、GK大迫、岡崎が交錯してアルブリカンが転倒。主審はPKを宣告するもVAR判定に。しかし、判定は変わらず岡崎のファウルとされてPKに。これをガリーブに決められ、サウジアラビアに勝ち越し点を許した。

 日本は結局、1-2でサウジアラビアに敗れ、初戦を落とした。日本は12日にシリアとの第2戦に臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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