「すべての若手の模範となる」リバプールの”キング・ケニー”が南野拓実のデビュー戦を称賛!

2020年01月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

リバプールの生ける伝説から賛辞

ゴールはならなかったが、献身的な動きで勝利に貢献した南野。 (C) Getty Images

 現地時間1月5日に開催されたFAカップの3回戦で、リバプールは本拠地アンフィールドでエバートンと対戦。宿敵とのマージ―サイド・ダービーに1-0で勝利した。

 この試合でデビューを迎えたのが、1月にレッドブル・ザルツブルクから加入した南野拓実だ。過密日程の影響から若手主体となったチームの中で奮闘。ゴールに絡む働きはできなかったが、加入して5日間、トレーニングに参加したのはたった2度というなかで見せた献身的なプレーはユルゲン・クロップ監督からも評価された。

 そんななか、1977年に入団したリバプールで、7回のリーグ優勝、3回の欧州制覇に貢献し、指導者としても国内リーグを4回、FAカップを2回制しているクラブの伝説的存在、ケニー・ダルグリッシュがこの一戦で躍動した選手たちにエールを送っている。

「若い選手主体のリバプールが素晴らしい結果をもたらした。カーティス・ジョーンズの素晴らしいゴールに、アダム・ララーナ、アドリアン、ディボック・オリギ、ジェームズ・ミルナー、アレックス・チェンバレンの成熟したプレーヤーたちの貢献も忘れてはならない。そして、素晴らしいデビューを果たしたタクミ・ミナミノ。彼のプレーは、若手にとって多くを学ぶことのできる、良い手本だ」

 このレジェンドからの賛辞に、多くのレッズ・ファンが感激しているようだ。その偉大な功績から、英国の爵位も与えられているダルグリッシュ氏に対し、「温かい言葉をありがとう、サー」、「まだ波はあるけれど、彼らを見守っていきたい」、「トップチームでなくとも、彼らを誇りに思っている」、「あなたの"孫"たちを、最後までサポートし続けたいと思うよ」といった声を寄せている。

 南野のリバプールでの挑戦はまだ始まったばかり。その第一歩で、クラブの生ける伝説に好印象を与えたのは間違いなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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