「まさに傑出している」名将クロップ、南野拓実のデビュー戦に満足感! 最も評価した部分は?

2020年01月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

決定機は決められなかったが…

エバートンとのダービーマッチで抜擢された南野(左)に対するクロップの評価は? (C) Getty Images

 24歳のサムライ戦士がリバプールの一員として待望のデビューを飾った。

 現地時間1月5日に開催されたFAカップ3回戦で、本拠地アンフィールドにエバートンを迎えたリバプールは1-0と勝利。4回戦へと駒を進めた。

 過密日程のためカーティス・ジョーンズやハーベイ・エリオットなど若手主体で"隣人"との一戦に臨んだリバプール。そのなかで初陣を飾ったのが、1月1日に新加入した日本代表FWの南野拓実だった。

 この日、4-3-3の3トップの中央に抜擢された背番号18は、下がってパスを受けてはボールを捌き、チームの攻撃をよどませることなく利他的にプレー。33分にはディボック・オリギのアーリークロスを頭で合わせてゴールを狙ったが、渾身の一撃は惜しくも枠を外れた。

 決定機は逸してしまったものの、70分にアレックス・チェンバレンと交代するまで、献身的にプレーしたニューカマーに、ユルゲン・クロップ監督は満足しているようだ。試合後の会見で、次のように語っている。

「まだよく知らないチームでの初めてのゲームは困難なものだ。それも2度のセッションしかしてないなかで試合だ。それでもタクミはゲームをしっかりと読み取り、並外れたスキル、良い姿勢を見せてくれた。それから様々な状況でしっかりと先陣を切ってチェイスもしていた。あれは素晴らしかったよ」

 70分で交代させた理由について、「彼は疲れていなかったが、まだチームのことを多く知らないから、無理はさせたくなかった」と明かしたドイツ人指揮官は、南野の実力に疑う余地ないと確信したようだ。

「タクミはスーパーだ。まさに傑出している。彼のようなは我々が欲した選手であり、待ち望んでいた選手だ」

 デビュー戦で目に見える結果は残せなかった。だが、そのパフォーマンスは指揮官を満足させるには十分すぎる内容だったと言えそうだ。

【南野拓実PHOTO】エバートンとのダービーで早速デビュー!3トップの一角で良さを発揮!

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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