鹿島がザーゴ新監督就任を発表!「自分のアイドル」ジーコTDも契約更新

2020年01月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

かつて柏レイソルでのプレー経験も

ジーコTD(左)とローマに所属時のザーゴ新監督(右)。(C)SOCCER DIGEST

 鹿島アントラーズは1月2日、公式ホームページで来季の監督に、アントニオ・カルロス・ザーゴ氏が就任すると発表した。

 ブラジル国籍の50歳の新指揮官は、選手時にはサンパウロやパルメイラス、サントスなどのブラジルの名門でプレー。またASローマ(イタリア)やベジクタシュ(トルコ)の他、柏レイソルでのプレー経験も持つ。

 指導者としては、ブラジルのサンカエターノでキャリアをスタートさせると、パルメイラスやインテルナシオナルなどで監督を務めた他、ASローマやウクライナのシャフタール・ドネツクなどでアシスタントコーチも務めてきた。

 そんなザーゴ新監督は、クラブを通じて以下のようなコメントを発表した。

「日本へ戻ることができ、嬉しいです。Jリーグは競争力が非常に高く、アントラーズが築き上げている歴史は羨ましいぐらい、常にタイトル争いをしています。ホスピタリティから習慣、過去に住んだことがある自分にとって、素晴らしい国に帰ってきた感じがします。このようなクラブで仕事ができることはとても光栄で、特に自分のアイドルだったジーコには、子供の時に良く試合を見て、魅了された一人でもあります。彼と仕事ができることは、特別なことです。僕のキャリアでは、非常に重要な挑戦となります。ブラジルのブラガンチーノを1部に昇格させ、忘れられないシーズンが終わりました。今度は鹿島で勝ち続け、シーズン終了後に優勝を手にできているよう、頑張ります」

 また、同日にはジーコテクニカルディレクターも契約を更新し、以下のようなコメントを発表している。

「アントラーズと継続して一緒に仕事ができることを、非常に嬉しく思います。引き続き最大の努力をし、チームがタイトルを獲得し続け、日本サッカーの模範となるよう頑張ります。また、日本代表、海外に多くの選手を送り出すことも目標にしながら成長し続けることで、そういう目標を達成できれば、クラブとしてもっと発展できると思います。クラブが私に信頼を置いてくれることに感謝しています。昨シーズン、クラブは良い成績を残し、リーグ3位でACLの出場権獲得、ACL準々決勝、ルヴァンカップ準決勝、天皇杯は決勝まで行きました。アントラーズは常にそういう状況を目指さないといけないクラブですので、そのためのモチベーションをサポートしていきます」

 2019年シーズンは終盤まで4冠の可能性を残すなど、"常勝軍団"の意地を見せた鹿島。しかし2018年には悲願のACL制覇を成し遂げたものの、国内では3シーズン連続で無冠が続いている。さらに天皇杯決勝で敗れたため、今季のACLはプレーオフからの出場となった。1月8日から全体始動するというタイトなスケジュールで、鹿島は新監督の下で新たにタイトルを目指す。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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