【選手権2回戦】青森山田、静岡学園、昌平、帝京長岡などの有力候補が3回戦へ!市立船橋はPK戦で涙…

2020年01月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

前回8強の帝京長岡が3発快勝の好発進!

帝京長岡の田中が先制点を奪う。写真:滝川敏之

 全国高校サッカー選手権大会は1月2日、首都圏各地で2回戦の16試合を開催。前回優勝校の青森山田(青森)などの有力校が勝ち上がった。

 今季の高円宮杯プレミアリーグを制した青森山田は初戦で、プリンスリーグ中国王者の強豪・米子北(鳥取)と対戦。序盤こそ米子北の堅守に手こずったものの、1年生MF松木玖生の先制ヘッドを皮切りに大量6得点を奪い快勝した。連覇へ向けて好発進を見せている。

 一方、過去5度の選手権優勝を誇る市立船橋(千葉)は、日章学園(宮崎)と対戦。プロ内定者2名を擁し、今大会も優勝候補の一角として臨んだ市立船橋だったが、再三のチャンスをモノにできず、PK戦に突入した試合は7人目で止められ万事休す。日章学園がPK戦を7-6で制し、3回戦へ駒を進めた。

 有力校では初戦で6得点のゴールラッシュを見せた静岡学園(静岡)が小山尚紀(3年)、岩本悠輝(3年)の2試合連続ゴールで丸岡(福井)に3-0と快勝。技術の高さに定評のある昌平(埼玉)は、U-17日本代表の須藤直輝(2年)の先制点、日本代表FW鎌田大地の実弟・大夢の追加点で2-0と強豪の興國(大阪)を下した。また、前回ベスト8の帝京長岡(新潟)もU-17日本代表MFの田中克幸(3年)、京都加入内定の谷内田哲平(3年)、町田加入内定の晴山岬(3年)のゴールで熊本国府(熊本)に3-0と快勝している。夏のインターハイ準優勝の富山一(富山)は、前半16分の丸山以祐(3年)のゴールを守り切り、1-0で神村学園(鹿児島)に競り勝った。

 また、地区予選決勝でインターハイ優勝の桐光学園を下している日大藤沢(神奈川)は、広島皆実を3-1で下し初戦を突破。実力校同士の対戦となった神戸弘陵(兵庫)と明秀日立は3-2で前者が競り勝った。その他、筑陽学園(福岡)、鵬学園(石川)、仙台育英(宮城)、今治東(愛媛)、四日市中央工(三重)、矢板中央(栃木)、國學院久我山(東京B)、徳島市立(徳島)が3回戦へ駒を進めた。

 3回戦は1月3日、浦和駒場スタジアム、等々力陸上競技場、駒沢陸上競技場、フクダ電子アリーナで行なわれる。

 2回戦の結果と3回戦の組み合わせは以下の通り。

◆2回戦の結果
青森山田(青森)6-0 米子北(鳥取)
昌平(埼玉)2-0 興國(大阪)
日大藤沢(神奈川)3-1 広島皆実(広島)
神戸弘陵(兵庫)3-2 明秀日立(茨城)
静岡学園(静岡)3-0 丸岡(福井)
筑陽学園(福岡)2-1 草津東(滋賀)
日章学園(宮崎)0(7PK6)0 市立船橋(千葉)
鵬学園(石川)1(4PK3)1 京都橘(京都)
國學院久我山(東京B)0(6PK5)0 専大北上(岩手)
富山一(富山)1-0 神村学園(鹿児島)
帝京長岡(新潟)3-0 熊本国府(熊本)
仙台育英(宮城)1-0 高川学園(山口)
徳島市立(徳島)0(4PK3)0 尚志(福島)
今治東(愛媛)2-0 山形中央(山形)
四日市中央工(三重)2-1 松本国際(長野)
矢板中央(栃木)2-1 大手前高松(香川)

◆3回戦(1月3日)の組み合わせ
國學院久我山(東京B) vs 昌平(埼玉)
帝京長岡(新潟) vs 神戸弘陵(兵庫)
静岡学園(静岡) vs 今治東(愛媛)
四日市中央工(三重) vs 日章学園(宮崎)
青森山田(青森) vs 富山一(富山)
仙台育英(宮城) vs 日大藤沢(神奈川)
徳島市立(徳島) vs 筑陽学園(福岡)
鵬学園(石川) vs 矢板中央(栃木)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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