インテルがシャキリと合意、争奪戦はリバプールとの一騎打ちに

2015年01月06日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

リバプールは1400万ユーロを一括で支払っての完全移籍をオファー。

シャキリ本人と合意に達したインテルだが、バイエルンとの交渉はこれから。より好条件を提示しているリバプールの線もまだ残る。 (C) Getty Images

 バイエルンに所属するスイス代表ジェルダン・シャキリの獲得に動いているインテルは、1月5日、条件面で選手サイドと合意に達し、争奪戦で有利な立場に立った。
 
 バイエルンに提示している条件は、レンタル料200万ユーロ(約2億8000万円)の獲得義務付きレンタルで、獲得時の移籍金1200万ユーロ(約16億8000万円)を3年分割で支払うというもの。
 
 ライバルのリバプールは、1400万ユーロ(約19億6000万円)をキャッシュで支払っての完全移籍をオファー。シャキリにも年俸350万ユーロ(約4億9000万円)という好条件を提示している。しかしシャキリ自身は、リバプールではチーム内の競争が激しく、バイエルン同様に出場機会が得られない可能性があるため、インテル移籍に傾いている模様。
 
 ユベントスが事実上撤退したため、争奪戦はリバプールとインテルの一騎打ちとなっている。今後の展開が注目される。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事