「日本はアクセルを踏みっぱなし」
2得点の若月とともにオランダ撃破の立役者となったのが、1ゴール・2アシストの西川(左)だ。(C)Getty Images
2019年の名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返るこの企画。今回は、日本の若き日本代表の快挙をお届けする。森山佳郎監督率いるU-17日本代表は、西川潤や若月大和が初戦のオランダとの試合で躍動。優勝候補の強豪を3ー0で下した試合を、開催地ブラジルの新聞が称賛。この勝利で勢いに乗った日本は決勝トーナメントに進出したが、1回戦でメキシコに敗れ、敗退している。
記事初掲載:2019年10月28日
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現地時間10月27日、ブラジルで開催されているU-17ワールドカップのグループリーグ初戦で、森山佳郎監督率いる日本はオランダと対戦。下馬評を覆し、3-0の快勝を収めた。
優勝候補に挙げられている欧州王者を相手に、日本は20分過ぎから徐々にチャンスを構築。西川潤や若月大和らアタッカー陣がオランダゴールに迫る。
迎えた35分、ドリブルで持ち込んだ西川から絶妙のスルーパスを受けた若月が右足でネットを揺らし、先制ゴールを奪取。このまま1点をリードして折り返す。
後半は、立ち上がりこそ押し込まれる展開となったものの、69分に再び前線コンビが魅せる。敵陣中央でボールを受けた西川が鋭い縦パスを供給。これに反応した若月が巧みに抜け出し、冷静なフィニッシュでこの日2点目を挙げ、リードを広げる。
77分にも、若月のパスがペナルティエリア内で敵のハンドを誘発し、PKを獲得。これを西川が左足で思い切りよく蹴り込み、勝負を決めた。
記事初掲載:2019年10月28日
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現地時間10月27日、ブラジルで開催されているU-17ワールドカップのグループリーグ初戦で、森山佳郎監督率いる日本はオランダと対戦。下馬評を覆し、3-0の快勝を収めた。
優勝候補に挙げられている欧州王者を相手に、日本は20分過ぎから徐々にチャンスを構築。西川潤や若月大和らアタッカー陣がオランダゴールに迫る。
迎えた35分、ドリブルで持ち込んだ西川から絶妙のスルーパスを受けた若月が右足でネットを揺らし、先制ゴールを奪取。このまま1点をリードして折り返す。
後半は、立ち上がりこそ押し込まれる展開となったものの、69分に再び前線コンビが魅せる。敵陣中央でボールを受けた西川が鋭い縦パスを供給。これに反応した若月が巧みに抜け出し、冷静なフィニッシュでこの日2点目を挙げ、リードを広げる。
77分にも、若月のパスがペナルティエリア内で敵のハンドを誘発し、PKを獲得。これを西川が左足で思い切りよく蹴り込み、勝負を決めた。
強豪相手に3-0の快勝を収めた森山ジャパンを、地元ブラジルのメディアも称賛している。
スポーツ紙『Lance!』は「日本がオランダを叩きのめす」と見出しを打ち、次のように綴った。
「日本がオランダを寄せ付けず、3-0で勝利した。立ち上がりはオランダが圧力をかけたが、徐々に状況が変わっていった。そして、西川から若月に完璧なパスが渡り、GKを打ち破って1-0とした。リードを奪った後も、日本はアクセルを踏みっぱなしで、若月に2度の決定機が訪れたが、GKにセーブされた」
また、2点目をお膳立てした西川のパスも「美しいアシストだった」と褒めて称えている。
これ以上ないスタートを切った森山ジャパンは、10月31日(日本時間)にアメリカとグループリーグ第2戦を戦う。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部