「なぜVARが介入しない」「ソシエダにはPKを…」首位陥落危機のバルサ、判定に怒り収まらず!

2019年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペイン・サッカー連盟に抗議文書を提出か

R・ソシエダ戦の終盤、ピケが敵ペナルティーエリア内で倒されるシーンがあったが……。(C)Getty Images

 レアル・マドリーとのクラシコという大一番を前に、痛いドローだった。

 バルセロナは12月14日、ラ・リーガ第17節でレアル・ソシエダと敵地で2-2と引き分けた。勝点1を得るにとどまったバルサは、15日のバレンシア戦でマドリーが勝てば、宿敵に首位の座を明け渡してクラシコを迎えることになる。

 序盤にセルヒオ・ブスケッツのファウルでPKを取られ、先制を許したバルサは、アントワーヌ・グリエーズマンとルイス・スアレスのゴールで逆転に成功。だが62分に再び追いつかれ、再度の勝ち越しを目指して攻勢に出た。

 そして迎えたアディショナルタイム、バルサはジェラール・ピケがエリア内で倒されたとして主審に猛アピール。だが、ホイッスルは鳴らず、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入で判定が覆ることもなく、ドローのままタイムアップを迎えた。

 スペイン紙『Marca』によると、試合後にフレンキー・デヨングは「ソシエダのPKを取ったのなら、ピケに対するプレーもPKにすべき」とコメント。ブスケッツは自身がPKと判定されたプレー以上に、ピケに対するプレーは明白なPKだったと主張している。

「なぜVARが介入しなかったのか分からない。こういう時にVARが介入すべきだ」
 
 『Marca』紙によると、元主審のアンドゥハル・オリベル氏も『Radio MARCA』で「前半にソシエダにPKを与えたのなら、これもバルセロナに対するPKとすべきだった」と述べている。

 また、同紙のアンケートでは、約7万3000人のユーザーのうち、64%がバルサに対するPKだったと回答した。ちなみに、約5万1000人のユーザーのうち60%が、ソシエダに対するPKも正しい判定だったと答えている。

 クラブはこの判定に激怒しているという。『ESPN』やスペイン紙『Marca』は、バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、スペイン・サッカー連盟に抗議文書を提出すると報じた。

 クラシコに向けて気持ちを切り替えることが重要なバルサだが、今回の判定は物議を醸しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】グリエーズマンが古巣R・ソシエダから決めた絶妙ループ弾!

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