「行方不明となった!」「レッズの一員となる」南野拓実のザルツブルク年内最終戦欠場にリバプール地元紙も反応

2019年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クロップにとって大当たりとなるかもしれない」

ザルツブルクの年内最終戦のメンバーから外れた南野。いよいよリバプール移籍は秒読み段階に入ったのかもしれない。 (C) Getty Images

 現地時間12月14日に行なわれたオーストリア・ブンデスリーガ第18節で、ハルトベルクの本拠地に乗り込んだレッドブル・ザルツブルクは、数的不利の状況ながら試合終了間際に奥川雅也のアシストからパトソン・ダカが同点弾をねじ込んで、2-2のドロー。今季リーグ戦初黒星は何とか免れた。

 オーストリア・ブンデスリーガの年内最終戦となったこの日、ザルツブルクのメンバーに南野拓実、アーリング・ハーランド、ファン・ヒチャンの名前は入っていなかった。いずれも、来る1月の移籍市場で退団が濃厚視されている3人だ。

 とりわけ注目を集めているのが、リバプールへの移籍が騒がれている日本代表FWの南野だ。

 すでに英国メディアでは、リバプールが違約金725万ポンド(約10億1500万円)を支払うことで、ザルツブルクとは合意に達しており、メディカルチェックの後、正式な決定となる見込みと報じられている。

 それだけに日本代表FWのハルトベルク戦の欠場は、英国でも大々的に報じられている。リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は、オーストリア・ブンデスリーガが、今節を最後に来年2月15日までウインターブレイクに突入するため、「タクミ・ミナミノが1月に移籍するとなれば、今日がザルツブルクでの最終戦となるだろう」と伝えた。

 同紙はさらに「ミナミノは他に移籍が噂されているハーランドとファン・ヒチャン(二人は怪我との情報もある)とともに、行方不明となった」と綴り、次のように南野への期待を寄せた。

「リバプールとのチャンピオンズ・リーグでの2試合でインパクトを残した南野は、1月1日からレッズ(リバプールの愛称)一員になる見込みとなっている。彼の市場価値は格安と言うべき違約金の3倍ほどであるため、優勝争いが熾烈を極める後半戦を迎えるユルゲン・クロップにとっては大当たりになりえる存在だ」

 なお、同紙の記事によれば、仮に南野が1月1日に加入した場合、登録の問題から翌2日に行なわれるシェフィールド・ユナイテッド戦(プレミアリーグ第21節)には間に合わないものの、その3日後に本拠地アンフィールドで開催されるエバートン(FAカップ4回戦)とのマージーサイド・ダービーでは起用される可能性があるという。

 リバプール史上初の日本人プレーヤーの誕生は、いよいよカウントダウン状態となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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