「ロナウジーニョに騙された…」元ブラジル代表MFがマンU移籍時の秘話を激白!

2019年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼は暖かいバルセロナに行ってしまった」

マンUでは鳴かず飛ばずに終わったクレーベルソン。2年でチームを去る羽目に……。(C) Getty Images

 2002年の日韓ワールドカップで活躍し、ブラジルの優勝に貢献したクレーベルソンは、翌年にマンチェスター・ユナイテッドに移籍してヨーロッパに上陸した。

 その際、セレソンのチームメートだったロナウジーニョに「だまされた」という。英誌『FourFourTwo』のインタビューで、「ユナイテッドとリーズの2クラブが関心を持ってくれていた。簡単な選択だったけど、じつは面白いエピソードもあったんだ」と明かしている。

「ユナイテッドの関心が確実になった時に、わたしはフランスで開催されたコンフェデレーションズカップのために代表チームにいた。はっきり覚えている。ロナウジーニョと、彼の兄で代理人でもあるアシスと一緒にいた。すると、ロナウジーニョが『彼らはオレたちふたりが欲しいんだって』と言ったんだ。それでわたしは、『OK、じゃあいこうぜ』と言ったんだよ」

「彼が一緒に来るということが、うれしかった。ブラジルに戻り、ユナイテッドと交渉を続けたよ。ところが、ロナウジーニョはわたしをだましたんだ。彼は暖かいバルセロナに行ってしまったんだよ! わたしをマンチェスター送りにしてね」

 ユナイテッドに加入したクレーベルソンは、思うようにインパクトを残せないまま、2シーズンでオールド・トラフォードを去ることになった。
 
 その後、ベジクタシュに移籍したクレーベルソンは「キャリアを振り返って何か変えられるとしたら、あの時トルコに行くのではなく、別のイングランドのクラブにレンタル移籍するように求めていただろう」と振り返っている。

「クラブを去る時には、自分が良くなってきていたと思うんだ。同じ国の別のチームにレンタル移籍していたら、ポテンシャルを見せることができたんじゃないかな」

 ただ、クレーベルソンは「正直なところ、妻もわたしもマンチェスターでの日々をすごく大切にしており、恋しく思うんだ」と、ユナイテッドに移籍したことへの悔いはないと述べた。

 ベジクタシュも2年で去ったクレーベルソンは、ブラジルに帰国。最後はアメリカでプレーし、現在はかつて所属したフィラデルフィア・ユニオンのアカデミーチームを指導している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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