「クボが際立っていた」「最も違いを作れる」バルサ戦の久保建英を現地紙が称賛!

2019年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブーイングを浴びながらも…

古巣のバルサ戦で先発フル出場を果たした久保。(C) Rafa HUERTA

 現地時間12月7日に開催されたラ・リーガ第16節で、マジョルカは首位のバルセロナと敵地で対戦。リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリエーズマンの「MSGトリオ」に5ゴールを叩き込まれ、2-5の大敗を喫した。

 2011年夏から約4年に渡ってカンテラ(下部組織)に在籍した古巣との初対戦となった久保建英は、右サイドハーフで先発フル出場。今夏にバルサからのオファーを断って、宿敵のレアル・マドリーと契約したこともあり、敵サポーターからブーイングを浴びながらのプレーとなったが、2ゴールの起点となるなど、小さくないプレゼンスを発揮した。

 地元メディアも、日本の18歳の出来を高く評価しているようだ。

 マドリードの拠点を置く全国紙『Marca』は、GKマノロ・レイナ、2点を決めたアンテ・プディミルとともにチーム最高の星2つ(3つがベスト)を与え、こう評した。

「マジョルカでクボが際立っていた。それはボールを触るたびにブーイングを浴びていたという以外にも、多くの理由がある」として、大敗したチームの中で、ベストに近いパフォーマンスだったと綴った。

 また、カタルーニャの地元紙『LAVANGUARDIA』は、久保の質の高さについて、次のように伝えている。

「バルサのラ・マシア(下部組織の総称)で育った日本人は、マジョルカで最も違いを作れる選手だ。彼は加入当初こそバックアッパーだったが、試合を重ねるうちに、いまやスカッドの上位にいる。彼にはとてつもないクオリティーがあり、まだ成長過程にあるが、違いを生み出せるひとりだ。マジョルカの攻撃の約40パーセントに彼が絡んでいるのは偶然ではない」

 まさに日進月歩で評価を高めている久保。次節のセルタ戦では今季2ゴール目が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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