「英雄のとんでもない一撃!」「キレッキレだ」ソン・フンミンの衝撃“ゴボウ抜き”弾に英メディア騒然!

2019年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

モウリーニョ監督は「ウチの息子が彼を“ソナウド”だと…」

電光石火の独走弾を決めたソン・フンミン。好調スパーズの急先鋒となっている。(C)Getty Images

 トッテナム・ホットスパーが圧巻のゴールショーを見せつけた。

 現地12月7日に行なわれたプレミアリーグ第16節、ホームでのバーンリー戦だ。スパーズ(トッテナムの愛称)は開始4分、大黒柱のハリー・ケインが目の覚めるようなスーパーミドルをねじ込んで先制すると、その後も怒涛のアタックでアウェーチームを圧倒し続け、5-0の大勝を収めた。

 なかでも英メデイアを騒然とさせたのが、32分のソン・フンミンの一撃だ。

 自陣ペナルティーエリア手前で味方選手のクリアボールを拾った韓国代表FWは、軽く持ち出したのち、なんとそこから高速ドリブルを開始。ハーフウェイライン付近で5人に囲まれるも鋭い身のこなしで切り抜け、そのまま敵ゴールまで持ち込んでゴールを奪い取ってしまったのだ。

 およそ70メートルを独走して決めた、電光石火のゴボウ抜き弾。英公共放送『BBC』は「韓国の英雄がとんでもない一撃を見舞った。シーズンベストの有力候補だ」と称え、英紙『The Guardian』は「緩慢なバーンリーに痛烈な罰を与えた。語り継がれるべきファインゴール」と持ち上げ、同じく英紙『Mirror』は「キレッキレで誰も止められなかった。ソンがキャリア最高の状態にあるのは疑いがない」と賛辞を贈った。

 ジョゼ・モウリーニョ新政権が発足して以降、トッテナムはプレミアとチャンピオンズ・リーグで5試合を戦って4勝1敗。驚かされるのはその得点力で、5戦15発と猛威を振るっている。ケイン、ソン・フンミンに加えてデリ・アリもうなぎ上りに調子を上げており、チームのムードも高まっている。

 
 バーンリー戦ではスーパーゴール以外にも、ふたつのゴールに絡んだソン・フンミン。試合後の会見でモウリーニョ監督は次のように話して、背番号7を絶賛した。

「こないだ、ウチの息子がソンのことを"まるでソナウドだね"と言っていた。まさに彼は今日、バルセロナ時代のコンポステーラ戦で(元ブラジル代表の)ロナウド・ナザリオが決めたような、独走からの素晴らしいゴールを披露したね。見事なパフォーマンスだったと思う」

 すっかりスパーズの左サイドにとっても、新指揮官モウリーニョにとっても、代えの利かないキーパーソンなのである。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ソン・フンミンがバーンリー戦で決めた「70メートル独走ゴラッソ」をチェック!

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