横浜キャプテン喜田、感極まり涙…15年ぶりのJ1制覇に「長くやっている身として責任を感じていた」

2019年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

6万3854人の大観衆に「それだけ待ってくれていたんだと思う」

試合後の優勝インタビューでは、感極まり涙を流す場面もあった喜田。キャプテンとしてチームをまとめてきた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 15年ぶりの優勝に、キャプテンの目から熱いものが溢れ出した。

 最終節の横浜F・マリノス対FC東京の直接対決で雌雄を決するという劇的な展開となったJ1リーグは、3-0の快勝を収めた横浜が15年ぶり4度目のリーグ制覇を飾った。

「3点差の敗戦」でも優勝が決まる有利なシチュエーションではあったが、横浜は終始持ち味の攻撃サッカーを展開。26分のティーラトンの先制弾を皮切りに、前半終了間際にエリキが追加点を奪うと、後半もひとり少ないながらカウンターから遠藤渓太が単独で持ち込んでねじ込み3点目をゲット。ホーム最終戦、6万3854人のJリーグ新記録となる大観衆の前で、勝利で優勝を決めた。

 試合後、優勝インタビューに応じたキャプテンの喜田拓也は、感想を求められると、「いやもう……」としばし絶句。感極まり、目には熱く光るものがあった。そして「みんなの頑張りのおかげで優勝出来ました。ありがとうございます」と答えた。

 15年ぶりのリーグタイトルの奪還。これには下部組織出身の喜田も「本当に長くて……、このクラブで長くやっている身としては責任を感じていた」という。さらに「15年ぶりにタイトルということで、本当にみんなが頑張ってきたおかげだと思うし、きょうはみんなでたくさん喜びましょう」とサポーターらにも呼び掛けた。

 また、Jリーグ新記録となる観衆を集めた試合には「それだけ(優勝を)待ってくれていたということだと思う。本当にみんなの力で勝ち取ったJ1制覇。本当に嬉しいです」と、クラブに関わるすべての人々の力を結集した成果であることを強調していた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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