久保建英との「悪魔のコンビ」の競演ならず!バルサの17歳ファティ、マジョルカ戦は招集外に…

2019年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

かつての名コンビの再会はお預けに

1歳違いのファティ(左)と久保(右)。トップリーグでの競演は持ち越しとなった。(C)Mutsu KAWAMORI, Getty Images

 現地12月7日(日本時間8日)に行なわれるラ・リーガ第16節で、久保建英が所属するマジョルカをホームに迎える首位バルセロナが、招集メンバー18人を発表した。

 リオネル・メッシをはじめ、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリエーズマンといった主力が名を連ねた一方、ネウソン・セメド、アルトゥール、ウスマンヌ・デンベレ、ジョルディ・アルバ、そしてアンス・ファティはいずれも故障のために招集外となった。

 1週間前に17歳になったばかりのファティは、8月25日のベティス戦(ラ・リーガ2節)で、16歳と298日というクラブ史上2番目の若さでトップデビューを果たすと、6日後のオサスナ戦(3節)でバルサの史上最年少得点記録を更新(16歳と304日)。ワールドクラスがひしめくチームで瞬く間に貴重な戦力となり、ここまで11試合に出場して2ゴールを挙げている。

 スペイン紙『MARCA』によれば、このギニアビサウ出身の新鋭と1歳年上の久保は6年前、バルサのカンテラ(下部組織)で、コンビを組んでいたという。8月に同紙が紹介した記事には、こう綴られていた。
 
「クボとファティは、お互いをよく理解し、前線で驚異的なコンビネーションを見せていた。ひとりはバルセロナでデビューし、もうひとりはジネディーヌ・ジダンの指揮の下、レアル・マドリーでプレシーズンを終えた後、プリメーラ(1部のマジョルカ)に降り立った。ふたりの友は、ライバルチームのシャツを着ることになったが、かつてはバルサで悪魔のようにプレーしていた」

 この俊英同士の再会は現地でも注目されていたが、ファティがメンバー外となったことで、残念ながら競演はお預けとなった。

 かつて纏ったエンジと青のシャツのスター軍団を相手に、久保は成長した姿を見せることができるか。注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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