リバプール、宿敵エバートンとの白熱ダービーで本領発揮! クロップのプレミア通算100勝に大勝で花を添える

2019年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

エバートンを圧倒したリバプール

マネの1ゴール・2アシストの活躍でエバートンを一蹴したリバプールが、がっちりとトップの座をキープした。 (C) Getty Images

 現地時間12月4日、プレミアリーグ第15節が行なわれ、首位のリバプールは本拠地アンフィールドで、17位のエバートンとのマージーサイドダービーに臨んだ。

 今シーズンのプレミアリーグでいまだ無敗(13勝1分け)と怒涛の勢いで勝ち進めるリバプールと残留争いの真っ只中にいるエバートン。好対照なシーズンを送るマージーサイドの両雄の対戦は、その現状を表すかのように、ホームチームが力を見せつける。

 まずは6分、速攻からマネの絶妙なスルーパスに抜け出したオリギが冷静に決めると、17分には、左サイドからカットインしたマネがエリア内に供給したスルーパスに走り込んだシャキリが、ゴール右下隅へと流し込んだ。

 レッズの攻勢を前に防戦一方となっていたエバートンは、21分にようやく掴んだビッグチャンスをモノにする。CKの流れからキーンが豪快なシュートをねじ込んだのである。

 一点を返されたリバプールだったが、今の彼らは容易く崩れない。むしろ、失点で攻撃陣に火が付き、その勢いは加速する。31分にはオリギが鮮やかなループシュートを決めると、前半終了間際の45分には速攻からマネが鋭い一撃を突き刺した。

 前半アディショナルタイム2分にリシャルリソンが渾身のダイビングヘッドで2点目を奪ったエバートンだったが、宿敵に質と決定力の違いを見せつけられたショックを拭いきれないまま、前半を終えた。

 4-2とホームチームがリードして迎えた後半も大勢は変わらない。

 ほぼワンサイドゲーム気味に試合を推し進めるリバプールは、素早いフォアチェックとスピーディーなパスワークでエバートンを圧倒。その後も追撃を許さずに時間を巧みに消費していった。

 70分を過ぎてからも自陣に引き下がることなく、ダイナミックなサッカーを展開したリバプールは、時間の経過とともに戦意を喪失していった相手の追撃も難なくかわすと、90分にはヴァイナルダムがダメ押しの5点目をゲット。結局、5-2でエバートンを打ち破り、プレミアでの連続無敗試合数を「32」としてクラブレコードに並んだ。

 ユルゲン・クロップ監督が挙げたプレミア通算100勝目に、宿敵からの華々しいゴールラッシュで花を添えたリバプールは、2位レスターとの勝点差8として、がっちりと首位を堅持した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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