「重要なタイトルを獲ってから話しなさい!」ファン・ダイクの“冗談”にC・ロナウドの姉が憤慨!

2019年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

批判にファン・ダイク本人の反応は?

バロンドール直後に“ライバル”へジョークを飛ばしたファン・ダイク。その言葉はC・ロナウドの姉を苛立たせた。 (C) Getty Images

「彼、ライバルだったっけ?」

 バロンドールの式典を欠席したクリスチアーノ・ロナウドの受賞がないことが確実になったことについて聞かれると、リバプールのフィルジル・ファン・ダイクはこう冗談を飛ばした。

 彼のジョークに笑った人たちも少なくないだろう。だが、怒りを表した人たちもいる。例えば、C・ロナウドの親族だ。姉カティアさんは、SNSでファン・ダイクを痛烈に批判した。

 カティアさんは、「あなたが行くところ(バロンドール式典)は、クリスチアーノが何千回も通り過ぎたところよ。あなたがずっとプレーしている国で、彼は3回優勝している。プレミアリーグの最優秀選手にも得点王にもなった。ちなみに、当時、今のあなたより若かったわ」と述べ、こう続けた。

「それから彼はほかの国々に行き、小さなクラブの歴史でもっとも偉大な選手になった。レアル・マドリーよ。分かる? そうよね。チャンピオンズ・リーグの決勝であなたを倒したのだから。その大会で彼は5回優勝している。(ネーションズリーグ)決勝でもあなたのオレンジ(オランダ代表)を倒した。大変だったでしょう?」

 さらにカティアさんは、「あなたは本当に重要なタイトルを獲得しなければいけない。それから話しましょう」と続けている。

「あなたが本当に重要なタイトルをいくつか手にしたら、その時にクリスチアーノと同じテーブルに座ることができるのよ」

 ほかにも、英国のピアーズ・モーガン記者もSNSで、「クリスチアーノ・ロナウドはもっとずっと偉大な選手だ。君は彼のリーグにいない」と、ファン・ダイクの発言を批判している。

 だが、ファン・ダイク本人は一連の批判に対して、「インタビューのすべてを聞けばジョークだったこと、自分が彼らに敬意しかないと分かるはずだ」と反論。さらには別の投稿で、C・ロナウドやバロンドールを受賞したリオネル・メッシへの敬意を強調した。

「個人的には、メッシにC・ロナウドという歴代最高のふたりと同じグループ(表彰台)になれ、2位になれたことを非常に誇らしく思う」

 ファン・ダイクの発言は不適切だったのか。バロンドールの受賞者そのものと同様に、議論が分かれるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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