「勝利だけがすべてではなく…」前年バロンドール獲得のモドリッチ、メッシの受賞を祝福。不仲が噂されるグリエーズマンは…

2019年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

モドリッチの祝福にバルサ公式も反応

表彰式でトロフィーを手渡したモドリッチ。受け取ったメッシは感慨深そうにそれを見つめていた。 (C) REUTERS/AFLO

 現地時間12月2日、フランスの老舗サッカー専門誌『France Football』が主宰するバロンドール(欧州最優秀選手)の受賞者が発表された。

 男子の受賞者は、バルセロナ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。これで史上最多6度目の受賞となる。プレゼンターには前年の受賞者、レアル・マドリー所属のクロアチア代表MFルカ・モドリッチが登壇し、トロフィーを授与した。

 式典後、モドリッチは自身のツイッターを更新。メッシにトロフィーを渡した場面の写真とともに、「スポーツとフットボールは、決して勝利することだけがすべてではなく、チームメートとライバルを尊重することも含まれる」と発信した。

 ライバルを心から祝福するその姿に、サポーターは「真のスポーツマンとは君のことだ」「素晴らしい」「心からあなたをリスペクトする」と称賛を送り、ライバルクラブであるバルサの公式ツイッターは「あなたこそ真の紳士だ」とコメントを送っている。
 

 また、表彰式にはメッシの同僚であるアントワーヌ・グリエーズマンやフレンキー・デヨングも出席。表彰式後、グリエーズマンは自身のツイッターにメッシとのツーショットを公開し、「バロンドーラ―、レオと!」と嬉しそうに報告している。

 グリエーズマンは、現地1日に行なわれたラ・リーガ第15節のアトレティコ・マドリー対バルセロナ戦で、激しいブーイングにさらされたことが話題になっている。批判的な弾幕が掲げられ、物が投げ込まれ、「死ね」というチャントまで歌われるという異常事態に、現地紙『MARCA』によれば、A・マドリーは罰金または無観客試合の処分が下される可能性があるようだ。

 この試合の翌日、バロンドール最終30人の候補者としてフランスでの表彰式に参加したグリエーズマンは「素晴らしい経験だった」とコメント。一時期は不仲を噂されたメッシとも笑顔で写真に収まり、古巣での"歓迎"を意に介さず、新天地で楽しんでいる様子を窺わせた。

 そして、ツーショット写真には、現地サポーターから「我々の頼もしいクラックたち!」「この写真を待っていたよ!」と喜びの声が上がっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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