監督交代のSTVV、鈴木優磨の決勝点でダービー勝利! CL明けのヘンク伊東純也は後半ATにビッグチャンスを逸す

2019年12月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

STVVはリーグ戦3試合ぶりの勝利

今季4点目をゲットした鈴木。 (C)STVV 

 現地時間11月30日、ベルギーリーグの第17節が行なわれ、今季チャンピオンズ・リーグ(CL)にも参加している伊東純也所属のヘンクと、シュミット・ダニエル、鈴木優磨らが所属するシント=トロイデン(STVV)が対戦した。

 リンブルク・ダービーとして現地でも盛り上がるダービーマッチに、前述の3人は先発で登場。STVVは、1年半ほど指揮を執っていたマルク・ブライス監督との契約解除が発表されてから初の試合とななり、伊藤達哉のほか、イ・スンウが初のベンチ入りを果たしている。

 試合開始直後に主導権を握っていたのは、伊東を擁するヘンクだった。CFマブワナ・サマッタや伊東が再度から攻撃を仕掛け、シュミットの守るゴールに襲い掛かる。そして9分に先制ゴールをゲット。

 しかしその後は、フィニッシュの精度を欠いたほか、なかなかゴールラインを割るまで崩しきれず、追加点を奪うことができない。

 一方、猛攻に耐えたSTVVは、18分に鈴木、デ・ノーレのふたりが前線にボールを運び、中央に走り込んだヨアン・ボリが確実に決めて試合を振り出しに戻す。そして41分には、ショートカウンターから鈴木がヘディングでシュートを決め、1-2に。前半のうちに試合をひっくり返すことに成功する。

 1点を追うヘンクは後半開始早々から前がかりになり、猛攻を仕掛ける。62分にはポール・オナワチュを含む前線の2枚を投入。敵陣をかき回し、再三好機を創出するがフィニッシュの精度を欠く。

 その後もホームチームの攻勢が続いた。伊東は右サイドから積極的に攻め上がり、83分にはドリブルから中央のオナワチュへ絶好のクロスを上げるなど見せ場を作るが、シュミットのビッグセーブなどが光り、ゴールを割ることができない。

 90+5分には右サイドに貼っていた伊東へ絶好のパスが届き、フリーでシュート。しかしこれはゴールの左へわずかに外れ、同点に追いつく最後の最大のチャンスを逸してしまった。

 再三にわたったヘンクの猛攻は実らず、試合は1-2でSTVVが勝利。日本人選手はシュミット、伊東がフル出場。今季4点目、そしてこの試合の決勝点をあげた鈴木は75分にピッチを退いた。

 次節、ヘンクは7日に植田直通所属のセルクル・ブルージュ、STVVは7日にホームで強豪クラブ・ブルージュと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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