J1最終節で”裏天王山”5チームに絞られた残留争いの行方は?サッカー王国静岡から初のJ1チーム消滅の危機も…

2019年11月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

実質、湘南、鳥栖、清水の3チームに絞られた残留争い

湘南の結果次第となるが、鳥栖と清水の直接対決がJ1残留への大一番となる。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは、11月30日に33節の9試合を各地で開催した。

 33節の試合結果は以下の通り。

仙台2-0大分
鹿島1-3神戸
FC東京1-1浦和
川崎1-4横浜
湘南1-0広島
磐田2-1名古屋
G大阪4-1松本
C大阪2-1清水
鳥栖0-2札幌

 この結果、残留争いでは11位の仙台の残留と、松本と磐田のJ2降格が確定した。横浜とFC東京の直接対決で決まる優勝の行方とともに、残留争いも大一番を迎える。

 自動降格となる下位2チームは決定しているものの、J1参入プレーオフ出場となる16位になる可能性があるのは5チーム。以下がその順位表となる。

12位 名古屋グランパス(勝点37、得失点差-4)
13位 浦和レッズ(勝点37、得失点差-15)
14位 サガン鳥栖(勝点36、得失点差-20)
15位 清水エスパルス(勝点36、得失点差-25)
16位 湘南ベルマーレ(勝点35、得失点差-23)

 名古屋は最終節をホームで鹿島と戦う。浦和はホームでG大阪を迎える。ともに厳しい相手となっているが、実質的な争いとなるのはその下の3チームとなりそうだ。

 というのも、14位鳥栖と15位清水が最終節で直接対決。そのため、現在16位の湘南は、最終節の松本戦で勝利すれば自力で残留を確定できる。また得失点差を考えてもよほどの大敗を喫しない限り、名古屋と浦和は残留となりそうだ。

 湘南の結果にも左右されるものの、残留をかけた大一番、"裏天王山"の鳥栖と清水の直接対決からも目が離せない。清水が降格となれば、サッカー王国の静岡からJ1クラブが姿を消すのは1993年のJリーグ創設以来、初めてのこととなる。

 J1リーグ最終戦・第34節は12月7日、各地で14時の同時刻にキックオフとなる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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