”セレッソ一筋”藤本康太がクラブを通じて引退を発表。「また セレッソの力になって下さい」とファンも労う

2019年11月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

8月の熊本戦では頭蓋骨骨折の重傷も…

昨年夏のスルガ銀行チャンピオンシップに出場する藤本康太。写真:滝川敏之

 11月28日、セレッソ大阪は所属するDF藤本康太の今シーズン限りでの現役引退を発表した。

 今年33歳の藤本は、2005年に熊本国府高を卒業しC大阪に入団。今季はここまでJ1リーグでの出場はないが、通算成績では、ACLに10試合出場、J1、J2、J3、カップ戦、天皇杯など、合計286試合に出場し、36得点を記録している。

 また今季C大阪U-23チームでJ3に5試合出場していたが、8月の熊本戦では頭蓋骨骨折と脳挫傷で全治4か月の重傷を負っていた。

 藤本のコメントは以下の通り。

「今年で現役を引退することにしました。2005年に入団してから15年間本当に色んな経験をさせてもらい、またクラブはもちろんスタッフ、監督、チームメイト、スポンサーの方々、家族、そしてサポーターの皆さんに支えてもらってここまで来ることができたと思います。

 自分は怪我も多くてこのチームに貢献できたかどうかはわかりませんが、15年の全てをこのチームで過ごさせてもらった事、このチームでタイトルをとれたことは本当に幸せなことだったなと思います。本当に感謝しかありません。これからはこのチームがもっと大きく成長していく事を願っていますし、応援しています。15年間本当にありがとうございました」

 今季からはチーム最古参となっていた藤本の引退に、サポーターたちからもクラブの公式SNSに温かいメッセージが寄せられた。

「セレッソ一筋、ありがとうございました」
「おつかれさまでした。練習が終わっても一人黙々と練習場のピッチをランニングをしていた姿が忘れられません」
「お疲れ様でした、でも最後までセレッソで戦ってくださりありがとうございました」
「セレッソ一筋、康太。本当に今までありがとう」
「まずは身体を労ってあげてください」
「大きい怪我も多かったので、満身創痍だと思いますが、ゆっくり身体を治して、また セレッソの力になって下さい」

 セレッソ一筋を貫き通した男・森島寛晃が社長を務めるクラブで、チーム一筋を貫いて引退した藤本康太。これからの活躍にも注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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