明治大がJ内定6選手の合同会見を開催。「いつか絶対にスタメンを奪いたい」と名前が挙がった現役Jリーガーは…

2019年11月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

10年連続でのJリーガー輩出。栗田監督は「プロになるためにも人間性を伸ばせ」

Jクラブ加入が内定した6選手。左から中村帆、安部、中村健、瀬古、加藤、森下。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 明治大が11月27日、今年度のJリーグ内定選手6名による合同記者会見を都内の駿河台キャンパス内で開催した。同大体育会サッカー部の井上優部長、栗田大輔監督とともに、副将のMF瀬古樹(横浜FC加入内定)、同じく副将のGK加藤大智(愛媛加入内定)、DF中村帆高(FC東京加入内定)、MF安部柊斗(FC東京加入内定)、MF中村健人(鹿児島加入内定)、DF森下龍矢(鳥栖加入内定)の6選手が登壇し、新天地での決意や大学4年間の思い出、12月のインカレへの意気込みなどを語った。


 明治大は10年連続でJリーガーを輩出。チームを率いる栗田監督は、プロを目指して入学してくる選手たちに対し、「明治大のポリシーは人間形成の場にある。プロになるためにも人間性を伸ばせと言っている」という。また、「課題にしっかり向き合うことが必要だし、やはり常に世界から逆算することが必要。例えば長友選手が(練習に)来た時に、プレーを比較するとか。あるいは今の4年生が1年生の時の4年が室屋(成/FC東京)の代だったのですが、そういった先輩たちがプロに行くところの基準をしっかり作っています」と、プロ選手のレベルを意識させる環境作りを心掛けていることを明かした。

 加入クラブを決めた理由に関しては、6名がそれぞれ抱える想いや入団を決意させるうえできっかけとなった出来事などを話した。横浜FCに内定する瀬古は「チームの雰囲気が良かった。三浦知良選手や中村俊輔選手、松井大輔選手といった選手たちがいて、一緒にプレーすることで、吸収することが多い素晴らしいチーム」と、元日本代表のレジェンドたちの名を上げながら自身の成長について考えたことを明かす。

 またFC東京に入団が内定している中村帆高は「(同じポジションに)室屋先輩がいるということで、行けば厳しい戦いになることは分かっていたが、逆にそんな素晴らしい人と一緒にサッカーができるのでいろいろな経験を積みたい。それだけでなく、いつか絶対にスタメンを奪ってやりたいという気持ちで(入団を)決めた」と語り、ライバルとなる明治大の先輩の存在を挙げた。

 明治大は12月11日に開幕する全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)で10年ぶりの優勝を目指す。このタイトルを獲得すれば、大学三冠達成となるだけに選手たちの士気も高い。守護神の加藤は「最後に必ずインカレを獲り、大学サッカーを悔いなくやり切って、また次のプロのステージに進んでしっかり活躍していきたい」と語り、学生生活最後の大会へ決意を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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