【ACL展望】浦和×アル・ヒラル|チケット完売!6万人の声援バックに高い位置から相手攻撃に制限かける!

2019年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

2年ぶり3回目のアジア制覇なるか

故障者/武富、武藤  出場停止(浦和)/なし

ACL決勝 第2戦
浦和レッズ - アル・ヒラル
11月24日(日)/19:00/埼玉スタジアム



浦和レッズ
ここまでの対戦結果
グループリーグ成績:2位 勝点10 3勝1分2敗 9得点・4失点

GL第1戦:ブリーラム・U(タイ)戦/H/〇3-0
GL第2戦:北京国安(中国)戦/A/△0-0
GL第3戦:全北現代(韓国)戦/H/●0-1
GL第4戦:全北現代(韓国)戦/A/●1-2
GL第5戦:ブリーラム・U(タイ)戦/A/〇2-1
GL第6戦:北京国安(中国)戦/H/〇3-0
ラウンド16:蔚山現代(韓国)戦/H/●1-2
ラウンド16:蔚山現代(韓国)戦/A/〇3-0
準々決勝①:上海上港(中国)戦/A/△2-2
準々決勝②:上海上港(中国)戦/H/△1-1
準決勝①:広州恒大(中国)戦/H/〇2-0
準決勝②:広州恒大(中国)戦/A/〇1-0
決勝①:アル・ヒラル(サウジアラビア)戦/A/●0-1

【最新チーム事情】
●週内は非公開練習で「鉄のカーテン」。
●手を焼いたサイド攻撃に、西川は「その前の段階で」。
●興梠は「点を取らなくてはいけないけど、バランス」と話す。

【担当記者の視点】
 2019年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)もこれが最終戦。サウジアラビアでの初戦を0-1で落としただけに、この試合では最低でも1-0で90分を終えて延長戦に持ち込むことが必要。すんなりと優勝を決めるには、2点差以上の勝利が必要になった。

 そうしたなかで、ゲームを前に大槻毅監督は3日連続で非公開練習を実施。そこでの内容は記者会見でもノーコメントを貫く徹底ぶりで、まさに「鉄のカーテン」をひいた。スタメンに大きな変化は予想しづらいが、残り時間とスコアなどの状況に応じたスペシャルを用意している可能性は十分だろう。ベンチスタートが予想される柏木にはセットプレーでの打開、杉本の高さや汰木のドリブルといったオプションが期待される。また、関根がシャドーにシフトするパターンもありそうだ。

 その中で、初戦の出場停止から戻る西川は、サウジアラビアにも帯同して感じた修正点を話した。それは、浦和の左サイドが相手のアンドレ・カリージョに躍動されたこと。ただし、そのポイントは「彼らのサイド攻撃は強力だけど、そこにボールが到達する前には奪える場面がある」というものだ。大槻監督も1週間前の段階で「そこに至る過程で回数を減らす」という方策を口にしている。初戦よりも守備のゾーンを高くして、相手のビルドアップに制限をかけると見込まれる。満員のスタジアムからの声援に背中を押されるように、前から襲い掛かる姿がありそうだ。

 一方で興梠は「得点を取らなければいけないけど、失点すればかなり厳しくなる」と、2戦合計スコアの推移に言及。それだけに「バランスだけは絶対に崩さないようにやりたい」と、場合によってはPK戦まで含めても勝利すれば良いという考えを示唆した。

 いずれにしても、スタジアム全体を含めた総力戦となるのは間違いない。チケットが完売した6万人のサポートを胸に、2年ぶり3回目のアジア制覇を成し遂げたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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