【移籍市場超速報】ナポリがクロアチア代表ストゥリニッチを獲得。ゾーラがカリアリで監督復帰

2014年12月25日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

カジラギが助監督として入閣。

ナポリが獲得を決めたストゥリニッチ。故障者続出のサイドバックの即戦力として期待されている。 (C) Getty Images

【ナポリ】クロアチア代表SBストゥリニッチの獲得が内定
 
 ナポリはすでに獲得を決めているマノーロ・ガッビアディーニ(サンプドリア)に続き、クロアチア代表の左SBイバン・ストゥリニッチ(ドニプロ)も戦列に加えることが確実になった。
 
 ストゥリニッチとドニプロの契約は今年一杯で満了するため、フリートランスファーでの移籍となる。ストゥリニッチは1987年生まれの27歳。ハイドゥク・スプリトで育ち、2011年からウクライナのドニプロでプレーしていた。クロアチア代表では33試合に出場している。
 
【カリアリ】ゼーマン監督を解任、後任はジャンフランコ・ゾーラ
 
 カリアリはズデネク・ゼーマン監督の解任と、ジャンフランコ・ゾーラの新監督就任を発表した。
 
 ゾーラはクリスマス休み明けの12月28日からチームの指揮を執ることになる。スタッフには、2006年から2010年までイタリアU-21代表監督を務めたピエルルイジ・カジラギが助監督として加わる。ゾーラとカジラギは元イタリア代表の同僚で、94年アメリカW杯、EURO96などを共に戦った。今回は監督と助監督という形でコンビが復活することになる。
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事