JFAとベネズエラ連盟がパートナーシップ締結!ベネズエラ連盟会長が語った、日本から学びたい“ふたつのポイント”

2019年11月19日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

両国でサッカーがナンバーワンのスポーツになれるように

日本サッカー協会の田嶋会長(右)とベネズエラサッカー連盟のゴンサレス会長(左)。調印式で互いの想いを語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー協会とベネズエラサッカー連盟は11月19日、キリンチャレンジカップのキックオフを先立ち、パートナーシップ協定を締結した。

 これは、各年代代表チームの親善試合および交流、女子サッカーの交流、指導者の交流を狙いとするもので、期間は2019年11月19日(調印日)から1年間(最長5年)となる。

「ベネズエラは日本と同じように野球が盛んな国ではありますが、サッカー人口がどんどん増えているというふうに聞いております。強豪ひしめく南米のなかで素晴らしいチームへと育っているのも事実です。8か月後には東京五輪が控えていて、2022年にアジアのカタールでワールドカップが開催されます。この協定によって両国の関係がさらに強固になり、両国のサッカーの発展、またサッカーを通じた国際親善に寄与できるものと確信しています」

 そう話す日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、さらに「ベネズエラはユース年代が力をつけている。特にユース年代や女子サッカーとの交流をしていきたい」と、狙いを語る。

 一方のベネズエラサッカー連盟のラウレアーノ・ゴンサレス会長は、特に「規律あるプレーと速いタッチ」を日本サッカーから学びたいという。「このパートナーシップには非常に期待を持っています。サッカーに関わるすべてのアクティビティにおいて、共同関係を成長させていき、日本およびベネズエラでサッカーがナンバーワンのスポーツになれるように協力を深めていきたい」と希望を述べた。

 このパートナーシップ契約が、双方の代表チームにとって、来年の東京五輪、2022年のカタール・ワールドカップに向けた強化の足掛かりになりそうだ。
 
 日本が現在パートナーシップを締結している、その他の協会、連盟、クラブは以下のとおり。

【アジア】
東地域:チャイニーズ・タイペイ、香港、モンゴル
東南地域:インドネシア、ラオス、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア
中央地域:イラン、ウズベキスタン
西地域:アラブ首長国連邦、オマーン、カタール、ヨルダン

【ヨーロッパ】
イングランド、スペイン、デンマーク、ドイツ、フランス、ベルギー、ロシア
バイエルン・ミュンヘン

【南米】
南米サッカー連盟、パラグアイ

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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