「だったら別の国でプレーさせてくれ」フランス代表からの“永久追放宣告”にベンゼマが怒りの反論!

2019年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「フランス代表での彼の冒険は終わった」

約4年も代表から遠ざかっているベンゼマ。待望論は根強いが……。(C) Getty Images

 クリスチアーノ・ロナウドがレアル・マドリーを去って以降、カリム・ベンゼマはそのゴールで存在感を高めてきた。今季もラ・リーガで11試合9得点、チャンピオンズ・リーグで4試合2得点。公式戦15試合で11ゴールとチームを引っ張っている。

 だが、まだ31歳という年齢にもかかわらず、ベンゼマは約4年もフランス代表から遠ざかっている。かつて代表のチームメート、マテュー・ヴァルブエナを恐喝した疑いから、フランス・サッカー連盟(FFF)に無期限活動停止処分を科されたからだ。

 それでも、"白い巨人"で結果を出し続け、際立ったパフォーマンスを見せているだけに、代表復帰を巡る議論は後を絶たない。

 しかし、FFPの立場に揺るぎはない。スペイン紙『Marca』によると、ノエル・ル・グラエ会長は『RMC Sports』で「カリムは偉大な選手だ。そのクオリティーを疑ったことはない」と称賛したうえで、復帰の可能性を否定した。

「マドリーで、彼はセンターフォワードとして有数の選手であることを示している。だが、フランス代表での彼の冒険は終わったんだ」
 
 トップからの最後通告に対し、ベンゼマはツイッターで「ノエル、監督が決めることに介入するとは思わなかった」と反論している。

「代表キャリアを終わりとできるのは、自分だけだということを忘れないでもらいたい。俺は終わったとあんたが考えているのなら、別の国でプレーさせてくれ」

 もちろん、両親のルーツがアルジェリアにあるとはいえ、フランス代表として数々の公式戦に出場してきたベンゼマが"鞍替え"をするのは不可能だ。本人もそれはよく分かっていた上での発言だろう。

 ベンゼマが再びレ・ブルーのユニホームを纏うことは、はたしてあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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