【移籍市場超速報】次代のアズーリ守護神ペリンにリバプールが関心を示し調査中 etc.

2014年12月23日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

減俸を受け入れてまでもジェノア入りを決意した南米産MF。

ポジショニングの良さとセービング技術の高さに磨きがかかってきた「ブッフォンの後継者」。ペリンには国内外から注目が集まっている。 (C) Getty Images

【リバプール】イタリア代表GKペリンに関心
 
 リバプールは、セリエAのジェノアでプレーする22歳のイタリア代表GK、マッティア・ペリンを来夏の補強に向けた候補にリストアップし、その動向をチェックし続けている。
 
 今シーズン前半で見られたペリンの成長ぶりは、誰もが認めるところ。国外からも注目を集めるのは当然と言えるだろう。
 
 
【ジェノア】スパルタク・モスクワのティノ・コスタを獲得
 
 ジェノアは、スパルタク・モスクワからアルゼンチン人MFティノ・コスタを1月から1年半のレンタルで獲得した。
 
 1985年生まれのティノ・コスタ(本名アルベルト・ファクンド・コスタ)は左利きのセントラルMFで、その左足からのパスワークと強力なシュートが持ち味としている。
 
 ラシンやモンペリエといったフランスのクラブを経て移籍したバレンシアでは、3シーズンで115試合に出場し16ゴールを挙げている。
 
 2013年夏に移籍金700万ユーロで加入したスパルタクでは、200万ユーロを超える年俸を得ていたが、ジェノアでプレーするために大幅な減額を受け入れた。
 
 
【ジェノア】ピニージャ移籍の場合、後釜はボッリエッロ?
 
 そのジェノアで安定した出場機会が得られないチリ代表FWマウリシオ・ピニージャに、アタランタ、トリノが興味を示している。
 
 1月に移籍が決まった場合、ジェノアはローマで戦力外に近い扱いを受けているマルコ・ボッリエッロのレンタルを考えているようだ。もし実現すれば、通算3度目の在籍となる。
 
 
翻訳:片野道郎
 
◎翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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