「同僚から何もできないヤツという目で…」アトレティコFWモラタ、チェルシー時代の苦悩を告白!

2019年11月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アトレティコで引退したい」

怪我もあり、チェルシー時代は本領を発揮できなかったモラタ。イングランドの水は合わなかった。(C) Getty Images

 優れた選手でも、水が合わない場所はある。レアル・マドリーやユベントスで活躍し、現在はアトレティコ・マドリーでプレーするアルバロ・モラタにとって、チェルシーでの経験はほろ苦いものだった。

 イタリアでの活躍から"白い巨人"に買い戻されたモラタは、1年で再び国外に挑戦することを決意。2017年夏にプレミアリーグに挑んだが、1年半でアトレティコに移籍し、スペインに帰国している。

 スペイン紙『Marca』によると、モラタは『COPE』や『Radio MARCA』で「アトレティコでは幸せだ。サッカーで楽しめなくなっていたけど、今はハッピーだよ」と、チェルシー時代を振り返った。

「自分を信じることができなくなっていたんだ。イングランドでは、失敗すると、チームメイトたちから何もできないヤツという目で見られているように感じていた」
 さらに、モラタは「あんなギリギリの状況は初めてだった。妻に、1月にできるだけ遠くに行こうと言っていたほどだ。あのプレッシャーの中ではやっていけないとね」と続けている。

「そこにアトレティコが来てくれた。重要なオファーは6、7つ届いていて、チェルシーは残留を望んでいたんだけど、僕は数年前に求めていたことをしようと決めたんだ」

 昨季途中に加入したアトレティコでは、ラ・リーガで2試合に約1ゴールのペースで得点を挙げているストライカーは、「これまで最高のチームばかりでやってきたけど、続けることができていない」と、できる限り長くアトレティコでプレーしたいと意気込んだ。

「自分次第だ。うまくやれれば、長くここにいられる。アトレティコで引退したい。あと5、6年は良い時間が残されている」

 10月で27歳になったモラタは、このまま地元マドリードでキャリアを終えることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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