「最悪のスタメンのひとり」伊メディアが”冬の移籍失敗例”に、本田圭佑をピックアップ! Jリーガーの名前も…

2019年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

失敗例として名前が挙がってしまった本田

ミランでは背番号10を背負っていた本田。先日、オランダ1部フィテッセへの加入を発表した。 (C) Getty Images

 イタリア1部セリエAでは、王者ユベントスの9連覇を阻もうとする2位インテルの、冬の補強が注目されている。

 チャンピオンズ・リーグ(CL)第4節でドルトムントにアウェーで逆転負けを喫した際、アントニオ・コンテ監督は選手層の薄さに対する不満からクラブを批判。これを受け、ロメル・ルカクの代役となるストライカーや中盤の強化に関心が集まっている。

 ただ、シーズン途中の補強が難しいのは周知のとおりだ。実際、過去にも冬の補強が機能しなかった例は山ほどある。イタリア衛星放送『Sky Sport』は11月11日、セリエAにおけるそんな失敗例を紹介した。じつに61名もの選手が取り上げられている。

 その中に、2014年1月から3年半にわたってミランでプレーした本田圭佑も含まれた。CSKAモスクワとの契約満了を経て、フリートランスファーでミランに加入。背番号10を纏った本田について、同局は次のように紹介した。

「ジャンニ・リヴェーラ、ズボニミール・ボバン、デヤン・サビチェビッチ、マヌエル・ルイ・コスタ、クラレンス・セードルフといった選手たちが纏ったミランの10番は、2014年にCSKAモスクワからフリーで来た日本人に託された。当時、ベンチにフィリッポ・インザーギが座った最悪のミランのスタメン。彼は2017年に退団してメキシコへ渡った」

 また、この失敗例には現在、ヴィッセル神戸でプレーする元ドイツ代表ルーカス・ポドルスキもピックアップされている。ポドルスキは2015年冬にアーセナルからレンタルでインテルに加入したが、インパクトを残せずシーズン後に去った。

「ジェルダン・シャキリよりひどかったのがポドルスキだ。得点に慣れているはずのFWだが、18試合で1得点のみ。アーセナルからのレンタルで加入し、6カ月で戻った。元ドイツ代表がゴールを取り戻したのは、ガラタサライ、そして日本のヴィッセル神戸に移籍してからだった」

 さらに、V・ファーレン長崎に所属するビクトル・イバルボも選出されている。カリアリで長く活躍した元コロンビア代表は、2015年にローマにステップアップしたものの活躍できず。Sky Sportは「負傷もあり、1得点も挙げられず。プレミアリーグに飛び、ワトフォードに移籍したが、彼のキャリアはもう下り坂だった」と伝えた。

 そのほかにも、同メディアはティエリ・アンリ(ユベントス)やガブリエル・バティストゥータ(インテル)、ニコラ・アネルカ(ユベントス)といった大物や、シャキリ(インテル)、マイケル・エッシェン(ミラン)、セイドゥ・ドゥンビア(ローマ)らも「冬の補強失敗組」として紹介している。

 もちろん、移籍が成功につながるかが、様々な要素の結果によることは言うまでもない。
この冬はどのような移籍が実現し、そして実を結ぶのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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