その活躍が際立っていたことを、スペインの有名紙も評価している。

　11月10日に行なわれたラ・リーガ第13節のビジャレアル戦で、大暴れした久保建英だ。

　２試合連続のスタメンを飾った日本代表MFは、開始11分に華麗な２人抜きでエリア内に進入し、ビセンテ・イボーラのファウルを誘発してPKをゲット。さらに、その９分後にも絶妙のワンタッチパスで、カウンターの起点となり、再びPK奪取を呼び込んだ。
 

　仕上げは、PKで１点を返され２-１で迎えた53分だ。ペナルティーエリアの外でアレイシ・フェバスからパスを受けると、得意の左足を振り抜き、強烈なシュートを逆サイドのネットに突き刺す――。見事なリーガ初ゴールだった。

　全得点に絡んで３-１の勝利の立役者となった若きサムライ戦士を、スペイン紙も称賛。全国紙『Marca』は採点において、両チーム唯一の「星３つ」（３～０）をつけ、こう評した。

「主役はクボがだった。日本人選手、遠めの位置から左足のシュートを繰り出し、GKのアセンホを驚かせた」

　最高の輝きを放った久保。懐疑的な見方もあったスペイン・メディアを納得させるには十分な活躍だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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