「ハーフタイムにアリダイから…」久保建英のラ・リーガ初ゴールの裏に仲間の助言あり!? その言葉とは?

2019年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

自己採点を聞かれると――

待望のラ・リーガ初ゴールを決めた久保。チームメイトのアドバイスから生まれたゴラッソだった。 (C) Mutsu KAWAMORI

 2019年11月10日(現地時間)は、マジョルカに所属する日本代表MF久保建英にとって特別な日となった。

 同日に行なわれたラ・リーガ第13節のビジャレアル戦で、久保はセンセーショナルな活躍を見せた。

 右サイドハーフで先発起用された久保は、11分に鋭い突破で、敵エリア内に侵入してビセンテ・イボーラにファウルを誘発してPKを獲得。これがラーゴ・ジュニオールの先制点に繋がった。

 さらに2-1で迎えた53分にはペナルティアーク左手前で、アレイシ・フェバスからの横パスを受けると左足一閃。強烈なショットをゴール右隅に決めた久保は、ラ・リーガ初ゴールを記録した。

 あの中田英寿や香川真司、宇佐美貴史、森本貴幸らを上回る、4大リーグにおける日本人最年少得点を決めた久保は、試合後にスペイン・メディア『Movistar』のフラッシュインタビューで、「チームメイトたちが僕を支えてくれて、いくつもチャンスをつくることができました。どんどん試合に入り込むことができました」と語り、さらに勝利に貢献した喜びを口にした。

「今日のような日を毎晩のように夢見ていました。大きな夢が叶いましたが、進み続けなくてはいけません」

 鮮烈な活躍の裏には、あるチームメイトからの助言があったようだ。次のように明かしている。

「ハーフタイムにチームメイトのアリダイから、ゴールを決めるためにはシュートを打たないといけないと言われました。それでゴールが決まりましたし、彼のおかげでもあります」

 そして、「インターナショナルウイーク前の試合でしたし、勝ってそこを迎えるか、負けて迎えるかには大きな違いがあると思います」と語り、11月17日に広島で行なわれるU-22コロンビア代表戦へも意気込んだ久保は、今節の自らのパフォーマンスに対する採点を問われると、はにかみながらこう返してみせた。

「10点満点と言いたいところですけど、いくつかミスもあったので9点にしておきます」

 もちろん1点ぐらいで満足はしていない。このゴールで一気に大ブレイクとなるか。

 以下は、欧州4大リーグにおける日本人最年少得点記録のランキングだ。

1位
久保建英(マジョルカ)
18歳5か月6日/19年11月10日/ビジャレアル戦

2位
森本貴幸(カターニャ)
18歳8か月21日/07年1月28日/アタランタ戦

3位
宇佐美貴史(ホッフェンハイム)
20歳4か月10日/12年9月16日/フライブルク戦

4位
香川真司(ドルトムント)
21歳5か月25日/10年9月11日/ウォルフスブルク戦

5位
中田英寿(ペルージャ)
21歳7か月22日/98年9月13日/ユベントス戦

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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