「素晴らしかった日本の中盤が…」メキシコに屈した森山ジャパンの敗退をFIFA公式はどう伝えた?【U-17W杯】

2019年11月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

メキシコに苦戦を強いられて…

貴重な先制点を決めたピッスート(右)と藤田(左)が争う。この日の日本はメキシコの素早い動きに対応し切れなかった。(C) Getty Images

 若きサムライたちの夢は、ベスト8を目前に潰えた。

 現地時間11月6日に行なわれたU-17ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、日本代表はメキシコと対戦し0-2で敗れた。

 難敵相手に主導権を握られ、守護神・鈴木彩艶のファインセーブもあって前半をスコアレスで折り返した日本だったが、57分に均衡を破られる。CKの流れからゴール前のこぼれ球をエウジェニオ・ピッスートに押し込まれ、先制を許してしまう。その後反撃に出た日本だったが、74分にサンティアゴ・ムニョスにドリブル突破から右足での強烈な一撃を決められ、逆にリードを広げられた。
 
 攻守両面で抜け目ないメキシコの後塵を拝し、2011年大会以来のベスト8進出を逃した日本。FIFA(国際サッカー連盟)公式サイトは森山ジャパンの戦いぶりを、次のようにレポートしている。

「ガマ(開催地)での日本は不安定なパフォーマンスが目立ち、傑出した存在はゴール前に立つスズキだけだった。グループステージで素晴らしい出来を見せていた日本の中盤が、まるで試合を支配できなかった。ミト(三戸舜介)とワカツキ(若月大和)はいくつかのチャンスを得たが、いずれも十分な鋭さはなく、メキシコのGKを真剣に悩ませることはなかった」

 またFIFA公式は、日本戦で完勝を収めたメキシコに対して、「過去に2度U-17ワールドチャンピオンに輝いた国は、自分たちがこの世代でもっとも成功を収めているワケを示した」と絶賛。さらに試合を決定づけたムニョスの得点シーンについては、「とくに印象的で、スズキも無力だった」と描写した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事