久保建英、現地実況が絶賛した「ラブリーなパス」を繰り出すも無念の途中交代…。マジョルカも3発完敗

2019年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

5試合ぶりの先発出場で積極的にアピール

相手のタイトな寄せに苦しみながらも、この日の久保は積極果敢なプレーを見せ続けた。 (C) Mutsu KAWAMORI

 現地時間11月3日に行なわれたラ・リーガ第12節で、久保建英が所属するマジョルカが、敵地でバジャドリーと対戦した。

 10月31日に行なわれたオサスナ戦で、マジョルカ加入後初の未出場となった久保は、リーグ戦で5試合ぶりとなる先発に復帰。4-1-4-1の右サイドハーフとして起用された。

 久々の先発出場となった久保は序盤からボールサイドに寄って、積極果敢にプレー。3分には、左サイドに寄って、ラーゴのチャンスの起点となるスルーパスを繰り出し、現地実況から「ラブリーなパスだった」と賛辞を送られた。

 試合は両軍が中盤で激しくボールを奪い合う一進一退の攻防が続いた。そのなかで、マジョルカは、左サイドを起点に攻撃を展開する。序盤にチャンスを演出した久保は、なおも、インサイドにポジションを絞りながらのプレーを続け、26分には、左サイドでボールを受けてから、カットイン気味にボールを持ち出して右足でのミドルシュートを放ってみせた。

 両軍ともなかなか決定機を作れないなか、先制したのはホームチームだった。40分、CKからホアキンが強烈なヘディングシュートをねじ込んだ。

 0-1で後半を迎えたマジョルカは反撃に出たいところだったが、48分に自陣ペナルティーエリア内でのルーズボールの処理を誤ったGKのファブリがPKを献上。これをエネス・ウナルに決められて、点差を広げられてしまう。

 何とか一矢報いたいマジョルカは、両ワイドからの攻撃から得点を目指したが、クロスの精度を欠いた拙攻が続く。

 後半に入ってから、右サイドに開いてボールを受けるシーンが増えた久保は、相手DFの強烈なプレスに苦しみながらも、果敢に仕掛ける姿勢を見せた。だが、68分にアリダイと交代し、お役御免に。5試合ぶりの先発出場も目に見える結果は残せなかった。

 その後、再び一進一退の攻防が繰り広げられた試合は、後半アディショナルタイム4分にバジャドリーのサンドロがトドメの一撃を決め、結局、3-0でホームチームが勝利した。

 リーグ戦3戦未勝利となったマジョルカは、降格圏の18位セルタと勝点2差の17位と苦しい状況が続いている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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