ガンバ、残留に向け大きな1勝!完璧な試合運びで湘南を3-0で下す

2019年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

湘南は自動降格の17位まで勝点1差に…

先制ゴールの小野瀬(左)は今季6点目。2得点の宇佐美(右)は今季4ゴール目を記録した。(C)SOCCER DIGEST

 11月3日、J1リーグは第30節の最後の1試合を開催。Shonan BMWスタジアム平塚で行なわれた湘南ベルマーレ対ガンバ大阪の一戦は、3-0でアウェーのG大阪が勝利を収めた。

 プレーオフ出場となる16位の湘南は、4連敗中で、ここ7試合は勝星なし。しかし前節から発足した浮嶋敏監督体制で復調の兆しも見せる。対する10位のG大阪は、その湘南と勝点差は4。倉田秋が負傷離脱となってしまったが、前節上位の川崎フロンターレと引き分けるなど、今夏の移籍加入組もフィットしはじめ、上り調子で残留争いからの脱出を狙う。

 試合は、G大阪が理想的なゲーム運びを見せた。

 開始すぐにアデミウソンがペナルティエリア手前からポスト直撃のシュートを放つと、流れを離さぬまま湘南ゴールに迫る。すると10分、CKからのこぼれ球に反応した小野瀬康介が密集の中、狙い澄ましたシュートでゴール左隅に決め先制に成功する。

 湘南の高さを活かした反撃を受けるが、これを凌ぐと前半のアディショナルタイムには宇佐美貴史が結果を残す。少し下がった位置から遠藤保仁とのパス交換でペナルティエリア内に進入すると、大きめのタッチでDFをかわし、右足でゴールネットを揺らす。2-0と突き放し前半を終えた。

 さらに後半立ち上がり、前掛かりに来る湘南を尻目にカウンターでリードを広げる。自陣からのロングボールに反応した宇佐美が、DFとの競り合いを制し、縦突破でペナルティエリア内に侵入。迷いなく振り抜いた左足でゴールをゲット。3-0とした。

 その後も湘南に攻められる場面もあったが、上手くゲームをコントロールしたG大阪がこのまま試合を終わらせ3-0とクリーンシートで勝利を収めた。

 この結果、勝利したG大阪は勝点38で9位に浮上。残留争い脱出に向け大きな一歩となった。一方の湘南は、同31で16位は変わらないものの、自動降格となる17位の松本山雅FCとは勝点1差に詰められている。

 残留争い真っただ中の湘南は、次節からセレッソ大阪、FC東京、サンフレッチェ広島という上位陣と対戦し、最終節に松本との直接対決を控える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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