「ケイスケの考えがクリアになれば…」フィテッセの名将が“愛弟子”本田圭佑の獲得を熱望!

2019年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ケイスケは豊かな才能を持っている」

CSKAモスクワ時代には本田(右)を重用したスルツキ(左)。練習に参加している愛弟子の獲得を熱望した。 (C) Getty Images

 日本サッカー界のカリスマが電撃的に移籍を果たすのか? 現地時間11月1日、エールディビジのフィテッセを率いるロシア人監督レオニード・スルツキが、現在チームの練習に参加中の本田圭佑について明言した。

 今年6月にオーストラリアのメルボルン・ヴィクトリーを退団して以降、フリーの状態が続いていた本田だったが、先月30日に自身のツイッターでフィテッセの練習に参加することを発表。その際に「12年前にトライアウトしていた頃と同じ気持ちを持っている」と綴り、去就に進展があるのではないかと注目を集めている。

 本田の練習参加を認めたのは、他ならぬ指揮官のスルツキだった。かつてCSKAモスクワで師弟関係にあった"愛弟子"に救いの手を差し伸べたのだ。

「ロシアのモウリーニョ」とも呼ばれる48歳の指揮官は、本田の獲得に興味を抱いているのか? オランダ・メディア『Telegraaf』の取材に対して、「我々は良く話し合っている」と語り、次のように続けている。

「彼がCSKAを去ってから、ミラノ、メキシコ、オーストラリアでプレーしていたことはよく理解しているし、実際にそのプレーも見たことがある。ケイスケは豊かな才能を有する選手だし、フィジカル面でも力があるのは疑いようがない。彼が今後どのような将来を望んでいるのか、しっかり話し合わないといけないね。もちろん、我々は彼に興味がある」

 獲得に関心があることを強調したスルツキ監督だが、本田が実質的なカンボジア代表監督として、代表ウイーク中に離脱するリスクも忘れてはいない。

「ケイスケはインターナショナルマッチウイーク期間中にプノンペンにいかなければならず、その間にチームを離れるのは事実だ。彼もビジネス面を含めアメリカやアジアを意識しているようだ。どの国で再スタートするつもりなのか、そこは彼の意向を聞いてみないとね。我々としては、数日中にケイスケの考えがクリアになることを望んでいる」

 本田は、VVVを退団して以来、約10年ぶりとなるオランダ復帰を決断するのか。日本サッカー界を牽引してきた男の動向から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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