「素晴らしいリーダーだった…」「胸が痛い」20歳のジャマイカ女子代表選手が地元で刺殺…当局が女を逮捕と報道

2019年11月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

9月にA代表デビューを飾っていた

将来を嘱望されていたクラーク。サッカー界には悲しみが広がっている。(C)Getty Images

 あまりに悲しいニュースが飛び込んできた。

 ジャマイカ女子代表のタラニア・クラークが女に刺され、帰らぬ人になったという。英紙『The Guardian』などが伝えている。

 地元当局の発表によると、クラークは10月31日、ジャマイカの首都キングストンで、携帯電話を巡って他の女と口論になった後、刺されたようだ。病院に運ばれたが間に合わなかったという。まだ20歳という若さだった。

 警察が身元不明の女を拘束している、と記事は伝えている。

 ジャマイカ女子リーグのウォーターハウスのキャプテンでもあったMFは、9月に行なわれた東京五輪予選のキューバ戦(12-1)でA代表デビューを飾ったばかりだった。
 
『The Guardian』紙によると、ジャマイカ・サッカー連盟のマイケル・リケッツ会長は、次のようなコメントを発表している。

「深く悲しんでいる。彼女はトップレベルの選手になるポテンシャルを持ったホープだった。オリンピック予選では"レゲエ・ガールズ"の一員として、インパクトを与えた」

 また彼女がエクセルシオール高校で指導を受けたザビエル・ギルバートは、ジャマイカに本拠地を置くケーブルテレビ局『Sports Max』の取材に、「クラークが1月にアメリカに移り、フロリダの大学に通う計画をしていた」と明かし、こう続けた。

「私たちはとても親しかった。彼女は3年間キャプテンを務め、素晴らしいリーダーであり、素晴らしい人でした。胸が痛い。本当に悲しい。こんなことになる人間ではなかった」

 原因はこれから究明されていくことだろう。いまはだだ、ご冥福を祈るばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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