J１リーグは11月２日、各地で30節の７試合を開催。昭和電工ドーム大分では、大分トリニータ対FC東京の一戦が行なわれ、FC東京が序盤の２得点を最後まで守り抜き、２－０の快勝を収めた。
 
　試合は試合開始早々の５分にFC東京が幸先良く先制する。髙萩洋次郎のディフェンスラインの背後への浮き球のパスに反応した永井謙佑が頭でコントロールすると、飛び出してきた相手GKを交わして無人のゴールに流し込む。永井は今季９得点目となった。
 
　勢いが止まらないアウェーチームは、そのわずか２分後にも、左CKからニアサイドに飛び込んだ渡辺剛が強烈なヘッドを叩き込み、立て続けに得点を挙げ、２点をリードする。
 

　前回対戦では１－３の完敗を喫しており、この鬱憤を晴らしたい大分は、後半に入りギアを上げる。両サイドの田中達也と松本怜が積極的に縦に仕掛けて、再三にわたりクロスを供給。しかし、FC東京の中央の固い守備を崩しきれない。
 
　最後まで諦めず、積極的に攻勢に出た大分だったが、決定打を欠きゴールを奪えず。序盤に奪った２得点をしっかりと守り抜いたFC東京が２－０の快勝で、２連勝を飾った。
 
　この結果、FC東京は勝点を59に伸ばし、確実に２位をキープ。大分は８位に順位を落としている。次戦、大分は10日にホームでG大阪と、FC東京は９日にアウェーで磐田と対戦する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部