【川崎】負傷直後に自らバツ印…途中交代の中村憲剛へチームメイトからはエール

2019年11月02日 本田健介(サッカーダイジェスト)

相手との接触で左膝を痛める

左膝を抱えながら担架で運ばれる中村。後半途中で負傷交代となった。(C)SOCCER DIGEST

[J130節]川崎2-1広島/11月2日/等々力

 J1の30節で広島をホームに迎えた川崎は、21分に田中碧のゴールで先制。後半は広島に押し込まれる時間が続き、82分には同点に追い付かれたものの、直後のマギーニョのゴールで競り勝ち、順位を4位に上げた。

 もっとも66分にはアクシデントに見舞われた。トップ下で先発出場した中村憲剛が負傷交代を強いられたのだ。

 1点リードで迎えた64分。広島陣内の高い位置でプレスをかけようとボールにチャレンジした中村は、相手選手と接触。直後に苦悶の表情を浮かべた背番号14は自らバツ印を作り、左膝を抱えた。

 試合の2日前に39歳の誕生日を迎えたリーグを代表する司令塔は、この試合でも田中の先制ゴールをアシストするなど見せ場を作った。精力的なプレーで攻撃を引っ張っていただけに、まさかのアクシデントと言えただろう。

 中村はこの後、担架で運ばれ、齋藤学と交代。試合後には検査のため病院に向かったという。
 
 頼れる先輩の負傷に、チームメイトも不安げな表情を浮かべながら、エールを送った。

 試合後に言葉をかわしたというキャプテンの小林悠は「怪我をした瞬間は非常に痛そうでしたし、試合後には話をしましたが、軽症であることを願いたいです。早く戻ってきてほしいです」とコメント。

 登里享平は「あまり重くないことを祈るしかできないですが……、そういう(痛そうな)姿をあまり見せないので、どうなるか分からないですし、結果的に何事もないことが一番ですが、僕らはサポートをしたいです」とメッセージを送った。

 現状で状態は不明だが、今は軽傷であることを願いたい。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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