「日本行きは正しかった」「中国からも誘いがあった」イニエスタが母国紙でJリーグ参戦の理由を告白!

2019年11月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「物事は順調」と充実した日々を語る

家族とともに日本でのチャレンジを続けているイニエスタが、Jリーグへ参戦したワケを告白した。 (C) SOCCER DIGEST

 Jリーグに電撃参戦した元スペイン代表MFのアンドレス・イニエスタが、母国を離れた理由を告白した。

 昨年5月に神戸への驚きの移籍を決めたスペイン・サッカー界のレジェンドは、卓越したテクニックとパスセンス、そして世界を舞台に培ってきた戦術眼を武器に日本のファンを魅了している。

 そのイニエスタが、現地時間11月1日のスペイン紙『Marca』のインタビューで、「この1年間で少しずつフィットしてきたよ。この大きな変化(神戸への移籍)は多くのことが課題になっていったけど、もう解決した」と神戸に移籍してからの日々を次のように明かした。

「僕らは今、ここで幸せに過ごしていて、物事は順調だ。バルセロナにいた時とやっていることは大きく変わらないさ。午前中にトレーニングして、クラブハウスや自宅で食事をとるんだ。子どもたちは午前中に学校に行って、午後に家に帰って家族で団らんしている。落ち着いていて、とてもスポーティーな生活ができているんだ」

 バルサとの契約満了後、フリーとなったイニエスタの去就は、大きな話題を呼び、中国やアメリカなども新天地の候補に挙げられた。そのなかで、なぜ日本を選択したのか? 

「バルサでプレーを続けないと公表した時、たしかに僕には多くのクラブからオファーがあった。ヨーロッパのクラブや中国、アメリカ、さらにボカ(アルゼンチンのクラブ)からもあったね。でも、僕は初めからヨーロッパでは続けないと決めていた。

 そのなかで、日本からの誘いに最も惹かれたんだ。彼らは良いエネルギーを僕に伝えてくれたから、僕はそれを選ぶことにした。今、その決断は正しかったと言えるよ。数ある誘いの中でも、日本は常にとても率直だったんだ」

 神戸からの熱烈な誘いに心を揺らされ、挑戦を決断したというイニエスタ。35歳となった名手は、2021年6月までとなっている現行契約以降の契約延長の可能性については、「僕は今を楽しんでいて、興奮している。それが重要なんだ。時間が教えてくれる」と明言は避けている。

 今も衰えないその芸術的なプレーを、日本でいつまで見られるのだろうか……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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