「言葉がみつからない…」「非常に悲しい」首里城火災に地元ファンの悲痛な叫び。FC琉球も声明を発表

2019年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

今年度の集合写真は首里城の守礼門前で撮影

現在勝点43で15位につけるFC琉球。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 10月31日未明に、列島を震撼させるニュースが飛び込んできた。

 沖縄のシンボルともいえる、世界遺産の首里城で火災が発生し、首里城の正殿、北殿、南殿、書院など7棟が全焼したという。

 この火災は31日、午前2時40分ごろに首里城を警備している会社から消防に通報があり判明。消火に駆け付けたものの、正殿を含む7棟が焼失、13時半頃になってようやく鎮火が発表された。現在のところ出火の原因は判明していない。

 那覇市の中央消防署長の話によると、「正殿に向かって左手のほうから炎が立ち上がっていた。炎については屋根に達するほどの高さまであった。北風にあおられる形で燃え広がりも早かったのではないか」とのこと。

 沖縄の心のありどころだった首里城は、2019年2月に30年に渡って行なわれた、内部も含めた復元がようやく完了したばかりだった。

 そして、首里城で起きたこの火災について、地元クラブのFC琉球が公式SNSで、声明を発表した。

「世界遺産の首里城が全焼...私たちFC琉球は2018年、2019年の集合写真で首里城にあります守礼の門を使わせていただきました。少しでも早く鎮火することを願います。そして、作業をされている皆さま、近隣住民の皆さま、報道の皆さま、怪我のないようお気をつけください」

 沖縄、琉球文化を象徴する建物の焼失に、心を痛めたファン・サポーターからもFC琉球のツイートに無念の返信コメントが集まった。

「言葉がみつからない…」
「非常に悲しい。受け入れられない現実」
「こころが痛む光景に言葉が見当たりません。簡単には一日でも早い復興をとは言えませんがお見舞い申し上げます」
「ツラすぎます。沖縄が誇る、世界遺産。地震や台風ではなく、焼失ってのが、悔しすぎる」
「こんなときこそスポーツの力を!!」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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