ブラジルで開催されているU-17ワールドカップは10月28日、グループリーグの日本対オランダが行なわれ、日本が３対０で快勝した。

　アジア王者の日本は、優勝候補の呼び声も高い欧州王者・オランダを相手に、ボール支配こそ許したもののカウンターから押し込んだ。20分過ぎからは、エースの西川潤、最前線の若月大和らを軸にオランダ守備陣を翻弄していく。

　すると35分、日本は中央をドリブルで持ち上がった西川から若月へスルーパスが通る。これに反応した若月が右足で叩き込み、日本が先制した。前半は良い流れのまま、日本が１点をリードで折り返した。

　迎えた後半は、オランダがサイドバックを押し上げて反撃に打って出る。前半同様、立ち上がりは押し込まれた時間が続いたものの、この流れを断ち切ったのはまたも西川から若月のホットライン。69分、敵陣中央でボールを受けた西川が鋭い縦パスを供給。これに反応した若月が抜け出し、この日２点目のゴールを決める。日本が２-０とする。

　さらに日本は77分、若月からのパスがペナルティエリア内でのオランダ守備陣のハンドを誘い、PKを獲得。これを西川が落ち着いて沈め、オランダを相手に３点をリードした。

　日本は守ってもGK鈴木彩艶の好守などで無失点で切り抜け、３-０でタイムアップ。日本は初戦、優勝候補を相手に鮮やかな快勝劇を演じている。日本は、10月31日（日本時間）にアメリカとグループリーグ第２戦を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部