スタッツで浮き彫りになった久保建英の課題。欧州メディアが“攻撃陣最高評価”も「パス成功率」はまさかの…

2019年10月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

59分から左サイドハーフに

レガネス戦で途中出場を果たした久保。課題の残る結果となった。(C)Mutsu KAWAMORI

 現地時間10月26日に行なわれたラ・リーガ第10節で、久保建英を擁するマジョルカは、ここまでリーグで唯一勝ちがない最下位レガネスと敵地で対戦し、0-1で敗れた。
 
 3試合連続のベンチスタートとなった久保は、0-1とリードされて迎えた59分から途中出場。ダニ・ロドリゲスに代わって左サイドハーフに入るも、なかなかいい形でボールをもらえず。72分にドリブルで仕掛け、マーカーひとりを引き剥がして敵陣深くまで抉ったシーン以外は、チャンスを構築できなかった。
 
 欧州主要リーグの様々なデータを公開しているウェブサイト『Whoscored.com』による久保のレーティングは「6.6点」(10点満点)。これは記者による印象点ではなく、スタッツから算出されるもので、新聞社による採点より高めになる傾向にあるが、マジョルカの前線と2列目の選手の中では最も良かった。それだけ攻撃陣が全体的に振るわなかったということだろう。
 
 同サイトによる、日本代表MFのタッチ数は18回。同じポジションで約2倍の出場時間だったダニ・ロドリゲスが23回だったのと比較すると、それだけボールに絡んだということだ。
 
 ただ、気になるのはパス成功率だ。6本のパスを供給した久保のそれは、チーム最低の50パーセントだった。前節のレアル・マドリー戦でも周囲と合わずにパスミスを犯す場面が散見されたが、チャンスメーカーとしては不本意だろう。
 
 チームの中でキープ力はピカイチなだけに、その後に繰り出すパスの精度の向上が求められそうだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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