堂安律は存在感を示せずに途中交代。PSVもオーストリアの難敵に苦戦して連勝がストップ【EL】

2019年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半早々から積極果敢に攻め入ったPSVだったが…

前半はサイドで起点になるようなプレーを見せた堂安だが、後半は存在感が希薄となり、途中交代を余儀なくされた。 (C) Getty Images

 現地時間10月24日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第3節(D組)で、首位PSVが、本拠地フィリップスで、3位LASKが対戦した。

 バルセロナが興味を示していると囁かれているエースのマレンが体調不良でメンバー外となったPSVは、4-3-3を採用。2アシストを記録した前節に続いて先発出場を飾った日本代表MFの堂安律は、この試合でも右ウイングでスタメン出場となった。

 試合は、立ち上がりから積極果敢なフォアチェックを仕掛けたPSVが主導権を握る。そのなかで10分に堂安、12分にガクポ、13分にシュワーブと矢継ぎ早に決定機を創出し、相手ゴールを脅かしていった。

 しかし、粘りを見せる相手守備陣を攻めあぐねたPSVは次第にトーンダウン。すると、少しずつLASKも反攻を見せるようになり、30分を過ぎるあたりからはアウェーチームが、やや押し気味に試合を進めていった。

 その後、一進一退の攻防戦が続いた前半はスコアレスで終了した。

 迎えた後半は、前半の終盤から相手の鋭いチェックの前にパスが繋がらなくなっていたPSVが、LASKに押し込まれる展開が続いた。

 それでも焦らずにLASKの攻撃をかわしたPSVは、サイドアタックからチャンスを見出す。69分と72分には左サイドのガクポからのクロスで相手ゴールに迫ったが、いずれもシュートに持ちこむまでには至らなかった。チームが攻勢を強めるなかで、堂安は73分にブルーマと交代してピッチを去った。

 両軍ともに最後の最後まで相手の堅牢をこじ開けようとする意欲は感じさせた一戦は、疲労もあってかラストプレーの精度を欠いて得点は決まらず。結局、スコアレスで終了した。

 今大会のグループリーグでの連勝が止まったPSVだが、勝点1を積み上げて首位の座はキープしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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