浦和、2年ぶりのACL決勝進出!興梠慎三の大会通算26点目の決勝ヘッドで広州恒大に2連勝!!

2019年10月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

猛攻をしのぎ切り2戦合計3-0でファイナルへ!

貴重なアウェーゴールを奪った興梠。(C)SOCCER DIGEST

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は10月23日、広州恒大対浦和レッズの準決勝第2戦が中国の広州天河スタジアムで行なわれ、1-0で勝利した浦和が、2戦合計3-0で2年ぶりの決勝進出を決めた。

 ホームでの第1戦で2対0と勝利を収めている浦和は、この試合で1点差の敗戦はもちろん、アウェーゴールを奪っての2点差負けでも決勝進出が確定する優位な状況。試合は、2点のビハインドを負う広州が立ち上がりから果敢に打って出る展開となった。

 広州は前線のアンデルソン・タリスカや中国代表エウケソン、中盤のブラジル代表パウリーニョを中心に個の強みを打ち出して浦和ゴールに迫る。しかし浦和は、再三のピンチをGK西川周作の好セーブや、守備陣の身体を張った対応で凌いでいく。

 すると浦和も20分過ぎ、ファブリシオ、阿部勇樹が立て続けに強烈なミドルシュートを見舞う。だが、いずれも相手GKゾン・チョンの好守に阻まれ、アウェーゴールを奪うには至らない。

 逆に38分には、広州のタリスカのシュートがポストを直撃。肝を冷やす一発を打ち込まれた浦和だが、このままスコアレスで前半を折り返した。
 
 後半も立ち上がりから、浦和はパウリーニョの積極的な仕掛けなどからゴールを脅かされる。しかし浦和は、50分にカウンターから右サイドの橋岡大樹がふわりとしたクロスを上げると、相手DFの背後から飛び込んだ興梠慎三が高い打点のヘディングシュートでゴールに突き刺し、待望の先制点を奪う。
 
 この結果、広州が決勝進出するにはここから4得点を決めなければならず、貴重なアウェーゴールを挙げた浦和が圧倒的優位な状況となった。
 
 それでもあきらめない相手の猛攻に対して、ゴール前で守備を固めて耐え続ける浦和は、数少ない攻撃のチャンスから、しっかりとシュートで終わらせる。
 
 その後も前線からの激しいプレスを受けるも、落ち着いた守備で最後までしのぎ切った浦和が、広州を相手に2戦連勝で2年ぶりのファイナルへの切符を手にした。
 
 3度目の優勝を狙う浦和は、決勝でサウジアラビアのアル・ヒラルと、11月9日に1stレグ、24日に2ndレグを戦う。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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