大不振のジェノア、クラブOBのチアゴ・モッタを新監督に招聘へ!革新的「2-7-2」システムの導入は?

2019年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジェノアの5位躍進に貢献

昨シーズンはパリSGのユースチームを率いたT・モッタ氏。トップチームを率いて経験はないがはたして……。 (C) Getty Images

 現地時間10月20日に行なわれたセリエA第8節のパルマ戦で1-5の大敗を喫し、19位に転落したジェノアが、アウレリオ・アンドレアッォーリ監督を解任してクラブOBの元イタリア代表MFチアゴ・モッタを新指揮官に招聘する見込みとなった。移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏のサイトが伝えている。

 今シーズン、アンドレアッォーリ新体制でスタートを切ったジェノアは、ここまで1勝2分け5敗と低迷。パルマに大敗を喫したことで、エンリコ・プレツィオージ会長がついに指揮官交代を決断したようだ。

 記事によると、21日にプレツィオージ会長とT・モッタはミラノで会談し、合意に達したという。あとは、正式な署名と発表を残すのみだ。
 
 ブラジル出身で、17歳の時に下部組織に入団したバルセロナでトップデビューを飾った大型MFは、アトレティコ・マドリーを経て、08年夏にジェノアに加入。中盤の要として27試合に出場して6ゴールを挙げ、5位躍進の原動力となった。

 インテルに引き抜かれた翌シーズンは、イタリア初の3冠達成に貢献。12年1月に移籍したパリ・サンジェルマンでも、17-18シーズン限りでユニホームを脱ぐまで、長きに渡り主力を担った。現役引退後はすぐにパリSGのU-19チームの監督を務めたが、1シーズンで職を離れ、現在はフリーとなっていた。

 そのパリSGユ-スの監督時代は、GKもフィールドプレーヤーのひとりの見なす「2-7-2」システムを理想に掲げるなど、大胆な発想で周囲を驚かせた。

 残留争いを強いられている古巣に革新的なスタイルを持ち込むのか。37歳の青年指揮官の手腕に注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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