“もう”次期監督は決まり!? スペイン・メディアがジダンの更迭を示唆! 気になる後任候補は――

2019年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

CLのガラタサライ戦で結果を残せなければ…

不安定なチームを立て直せずにいるジダン。その手腕を疑問視する声は小さくないが。 (C) Getty Images

 格下に金星を許したエル・ブランコが思い切った変革を断行するかもしれない。

 現地時間10月19日に行なわれたラ・リーガ第9節で、敵地に乗り込んでマジョルカと対戦したレアル・マドリーは、0-1と敗戦。宿敵バルセロナに首位の座を明け渡した。

 立ち上がりの7分にラーゴ・ジュニオルに先制点を決められたマドリーは、ボールを支配するものの、なかなかチャンスを作り出せない。後半に入ってさらに攻勢を強めたが、74分にアルバロ・オドリオソラが退場となって万事休す。18位を相手に完封負けを喫してしまった。

 不安定な戦いが続き、昇格組のマジョルカに金星を献上しての首位陥落。ここにきて、ジネディーヌ・ジダン監督の立場も怪しくなっているようだ。

 試合後、スペイン・メディア『El Chiringuito』は、「ジダンは解任の危険に晒されている」としたうえで、マドリーの上層部が、現地時間10月22日と翌月6日に行なわれるチャンピオンズ・リーグ(CL)のガラタサライとの2連戦で「明確な結果」を残せなければ、フランス人監督を更迭する可能性があることを報じた。

 このスペイン・メディアの報道を受け、英大衆紙『The Sun』は、ジダンが電撃解任された場合の後任候補を独自にピックアップ。最右翼としてジョゼ・モウリーニョとマウリシオ・ポチェティーノの二人の名将を挙げた。

 前者は2010年から3シーズンに渡って"銀河系軍団"を率いた経験があり、現在はフリー。一方、トッテナムを率いている後者は、以前からマドリーからの興味が報じられている。

 また同紙は、その他の候補者として、現在マドリーBを率いているラウール・ゴンサレスやレアル・ソシエダBの指揮官を務めているシャビ・アロンソといったクラブの事情をよく知る青年監督たちに加え、今はフリーのマッシミリアーノ・アッレーグリも紹介している。

 今夏に3億ユーロ(約350億円)以上もの巨額投資をしながら、その効果を発揮しきれていないジダンのマドリーは、浮上のキッカケを掴めぬまま、終焉を迎えることになるのか。いずれにしても、いまだ未勝利でグループ最下位に沈んでいるCLで勝利を上げることが"延命"の最善策となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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