平岡康裕の今季初ゴールなど仙台が2発快勝!名古屋の猛攻を粘り強く守り抜き11位に浮上!

2019年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

R・ロペスのPK弾がダメ押しのゴールに

試合開始早々の7分に、貴重な先制ゴールを決めた平岡。写真:徳原隆元

 J1リーグは、10月19日に29節の6試合を各地で開催。パロマ瑞穂スタジアムで行なわれた、名古屋グランパスとベガルタ仙台の一戦は、粘り強く引いて守った仙台が2-0の快勝を収めた。

 マッシモ・フィッカデンティ監督就任後、初勝利を掴みたい名古屋は、前節で先発した長谷川アーリアジャスールを和泉竜司に変更。仙台は、守備の要のシマオ・マテが出場停止明けで、先発に名を連ねた。

 勝点1差で下位に沈む、残留に向けた直接対決となった試合は、仙台が7分に幸先良く先手を取る。左CKからキッカーの永戸勝也がゴールから離れていくような軌道の鋭いクロスを供給すると、そこに走り込んでいた平岡康裕が頭で合わせて、ゴールに叩き込む。平岡の今季初となる得点で仙台が貴重な先制点を奪った。

 失点したことでスイッチが入った名古屋は、小刻みにボールを回して猛攻を仕掛けると、20分にはペナルティエリア内左からの折り返しに、前田直輝がゴール前でダイレクトシュートを放つも、枠の左に外れる。
 
 37分にもペナルティエリア手前での崩しから吉田豊がクロスを上げ、こぼれ球に反応した前田が強烈なシュートを放つ。しかし、ヤクブ・スウォビィクの好セーブに防がれる。

 終始、名古屋がボールを握り続ける前半となったが得点が遠く、仙台の1点リードで折り返した。

 両チームともに選手交代はなく始まった後半も名古屋ペースで試合が進んだものの、85分に仙台がPKを獲得すると、ハモン・ロペスが迷いなく左足を振り抜き、ゴール右に突き刺す。

 試合はこのまま2-0でアウェー仙台が快勝。この結果、仙台は11位に浮上、名古屋は14位に順位を落としている。

 来週は、ACL、ルヴァンカップ、天皇杯が開催されるため、次節は1週間を空けて、名古屋は11月2日にアウェーで札幌と、仙台は神戸とアウェーで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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