「大好きなユニフォームを脱ぐ時が来ました」元日本代表、ジェフ千葉の佐藤勇人が今季限りでの引退を表明

2019年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

18年ぶりに双子の弟寿人とチームメイトとしてプレー

J1、J2通算456試合に出場し、37得点を挙げている佐藤勇人。今季ここまで15試合に出場している。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 10月13日、ジェフユナイテッド市原・千葉が公式HPで所属の佐藤勇人が2019シーズンをもって現役を引退することを発表した。

 今年3月で37歳となった佐藤勇人は、2000年に双子の弟で元日本代表FWの寿人とジェフ市原(現ジェフ千葉)の下部組織からトップチームに昇格。イビチャ・オシム監督のもとで躍進を遂げると、2006年には日本代表にも招集される。同年8月のアジアカップ予選、イエメン戦では双子の寿人と共にピッチに立ち、日本サッカー史上初の双子選手で国際Aマッチ同時出場を実現した。

 2008年からの2シーズンは京都サンガへ移籍していたが、2010年に千葉へ復帰。今季は弟の寿人も名古屋から千葉への復帰を果たし、18年ぶりに兄弟でチームメイトとしてプレーするなど、今シーズンここまでは15試合に出場し、チームのJ1昇格を目指していた。
 20年の選手生活にピリオドを打った佐藤勇人のコメントは以下の通り。

「育ててもらった千葉が台風の影響で大きな被害を受けている時に自分個人の事を発表していいものなのか、とても悩みましたがお伝えすることにしました。

 12歳からジェフのユニフォームを着させてもらいましたが、その大好きなユニフォームを脱ぐ時が来ました。

 ファン、サポーターの皆さん、そして支えてくれた家族、チームメイトやクラブスタッフなど、多くの方に支えられながらここまで続けて来ることができたことに感謝しています。ただまだシーズンは残っており、最後までジェフの一員として闘います。引き続き熱い応援を宜しくお願い致します。

 ファン、サポーターの皆さまへは改めてお話する機会を設けさせていただければと思います。」

 引退会見を10月16日(水)14:00より行なう予定だという。この模様をクラブのオフィシャルInstagramアカウントにてLive配信する予定だと合わせて発表された。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【ハイライト動画】佐藤勇人も途中出場した、J2リーグ第36節長崎×千葉

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事