さらなる進化を遂げた32歳!! 大久保嘉人がJ1得点王の座を守りきった

2014年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレッシャーとマークに晒されながら成し遂げた史上初の偉業。

Jリーグ史上初の偉業を成し遂げた大久保。さらにマークがきつくなる来季、どのような職人芸を見せてくれるか、早くも期待は高まる。 (C) SOCCER DIGEST

 雪で順延となっていた最終節の残り1試合、新潟対柏戦(2-0で柏の勝利)が8日に行なわれ、ついに2014年のJリーグは全日程を終了した。
 
 これにより、今季のJ1得点王は18点を挙げた大久保嘉人が2年連続で戴冠。2度目の得点王は、中山雅史(1998、2000)、前田遼一(09、10)、ジョシュア・ケネディ(10、11)に続く4人目で、2年連続は前田、ケネディに続く3人目、そして単独での2年連続は史上初である。
 
 昨季は川崎加入1年目で得点王となり、「この賞に恥じないよう、これからも頑張りたい」と語っていた大久保。今季はワールドカップに臨む日本代表の切り札的存在として注目を浴びるなど、例年以上にプレッシャーと相手のマークに晒されたが、そんななかで史上初の偉業を成し遂げたのは見事と言う他ない。
 
「ワールドカップ後になかなか調子が上がらない時期もあり、そういう状況のなかで得点王になることは大きい。うれしいし、ホッとした」と、大久保は最終節終了後、クラブの公式HPにコメントを残している。
 
 93年のラモン・ディアス(当時横浜マリノス)から始まったJリーグ得点王の系譜。これを引き継ぎ、2年連続で日本サッカー最高のストライカーの称号を手に入れた大久保は、32歳にしてさらに進化を遂げており、来季の変わらぬ活躍を誓っている。
 
【写真で振り返る】Jリーグ歴代得点王(1993~)
 
2014得点ランキング十傑
1位 大久保嘉人(川崎) 18点
2位 豊田陽平(鳥栖) 15点
3位 マルキーニョス(神戸) 14点
4位 武藤嘉紀(FC東京)、ペドロ・ジュニオール(神戸)、ノヴァコヴィッチ(清水) 13点
7位 興梠慎三(浦和)、小林悠(川崎)、永井謙佑(名古屋) 12点
10位 レアンドロ(柏)、佐藤寿人(広島)、エドゥー(FC東京) 11点
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事