「スバラシイ」「拍手したいぐらい」モンゴル代表のドイツ人指揮官が称賛した日本の選手は?

2019年10月11日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

シュート数は0対32

妻が日本人だというワイス監督。時折日本語を交えながら会見を行なった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[カタール・ワールドカップ・アジア2次予選]日本 6-0 モンゴル/10月10日/埼玉スタジアム2002

 アジア2次予選はここまで1勝1敗のモンゴル。ミヒャエル・ワイス監督は、格上の日本戦を前に、「どんな結果になっても、しっかり試合をやりきろう」と言って選手を送り出した。

 結果は0-6の完敗。22分に南野拓実のヘッド弾で先制を許すと、そこから23分間で立て続けに3失点。後半も終始押し込まれる展開となった。シュート数は0対32、ボール支配率は30%対70%、地力の差は歴然だった。

 試合後、2001~04年までゲルト・エンゲルス監督の下で京都パープルサンガのアシスタントコーチを務めた経験もあるドイツ人指揮官は、「日本の攻撃をまったく抑えられなかった」と完敗を認めた。

 なかでも、伊東純也と酒井宏樹が組んだ右サイドが強力で、「早くて食い止められなかった」と語った。

 実際、伊東が3アシストをマークしたことからも明らかのように、とりわけ前半の日本の攻撃は、右サイドに偏っていた。

 では、日本の左サイド、モンゴルの右サイドはどうだったのか?
 
「10番の中島(翔哉)に対しては、何人かで囲むシーンもありました。封じることができていたのではないですか?」という記者からの質問に対し、指揮官は真っ向から否定した。

「ナカジマは(日本語で)スバラシイ。まったく止められなかった。拍手したいぐらいだったよ。たしかに、2対3、3対4というように数的有利の状況を作ろうとはしたが、抑えるのは難しかった」

 モンゴルのホームで行なわれる日本との再戦は、来年3月31日に行なわれる。「モンゴルは冬が長いので、その間に強化したい」と語ったワイス監督は、この大敗を糧にチームを成長させることができるか。
    
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)


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